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12月
(No.286)

 

 
河野利明
(写真家)

初冬の小豆畑
  
脱穀される前の堆積のまま、突然雪に見舞われた小豆畑と十勝岳連山。めったに出会えない光景に、年がいもなく興奮し撮影させてもらった。今年は表紙とグラビアを5回担当し、つかの間の1年間でした。来年も新たなテーマを求め、写真にしたいと思っています。北海道が輝き、明るい年になることを願って。(美瑛町)




特集 時代を掴む事業展開
   〜スポーツビジネスから水環境まで

 
 私たちの日常生活を通して見聞する出来事、人々の活動の背景には、それらのことを計画し実行する人たちがいる。本特集では、そうした日常を成り立たせるために時代を掴むような意気込みで行動する人たちにご登場いただいた。プロ野球の球団オーナーから、世界の水環境問題の解決に邁進する若者まで多士済々である。
 
◆地域球団になるために誕生した
 「北海道日本ハムファイターズ」(プロ野球チーム)
 オーナー大社啓二氏に聞く

 北海道にも札幌ドームを本拠地にするプロ野球チーム「北海道日本ハムファイターズ」が、2004年に移転してきて、その移転元年にプレーオフ(上位3チーム進出のトーナメント)を演じるなど、早速、プロ野球の面白さを道民に見せつけた。そして、2年目シーズンも終了して、地元に定着してきた同球団。そのオーナーにスポーツビジネスの新しい展開の方向性を聞いた。北海道に対する期待は、北海道に住みつづけている道産子に負けずに熱い。

◆対談 新しい視点で“これから”のことを考える
 中野 有(アメリカン大学 研究員)
 佐藤寛晃(ライフレッスンズ・ジャパン 代表)

 ブルッキング研究所や大学のシンクタンクで研究に取り組み、国内外で積極的に発言しながら新しい着想を求める若手論客の中野氏と、国際ビジネス環境を経験し、従来の日本の教育プログラムでは外国と太刀打ちできないと判断して米国の教育大学院で学び、現在は国内で教育事業を展開中の佐藤氏が、私たちのこれからの社会への立ち向い方を論じ合う。

◆北海道の自然風景で起業
 〜「デジタルコンテンツ社」誕生 編集部

 小誌の「若手しゃりばり人」の18回目に登場してもらった映像作家兼起業家の山ア一氏。登場した3ヶ月後、発言通りに正式な会社設立に向って滑走路を走り出した。離陸するのは間近い。事業の核は、北海道の大自然と用意周到なる道産子の心意気である。早速、その事業内容とそこまでに至る物語を披露してもらった。これから起業を考える人たちの参考になることを期待したい。

◆環境に目を向ける若者たち
 野田岳仁(NPO法人 Waterscape 代表)

 清流、長良川の中流域で育った子どもが、やがて環境問題の中でも「水」に着目して、NGO活動へと突き進む。そして、それらのことを国内の活動へ結びつける事業を展開中の現役大学院生、野田岳仁氏の行動を伝えてもらった。


写2005北海道vol.93 
河野利明(写真家)
琴似屯田兵入殖130年 記念イベント
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)
第三次小泉内閣の性格  
 
ロシア縦横無尽16 
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
アルメニア―旧ソ連で最もよい国かも―
 
詳解!ロシアのアネクドート66
エドアード・ブラーソフ(HIT情報企画部研究員)
魚釣り その3
 
和の経済16
三野耕治(酪農学園大学客員教授)
科学と技術〜無機と有機をつなぐ水〜 
 巷間にあふれる「水」に関する情報そして商品。しかし、「水」に関する体系的な教育研究も遅れているわが国では、研究者間で実験条件が異なり統一性を欠くなど問題があったことも事実である。「特定資材を用いた現地農法に関する調査研究」(2000年から5年間、農林水産省関係研究機関で実施)に関わったこともある筆者による「水」研究の全体像をとらえる考察。
 
ずばり、茶廊法邑。9
続く新企画
 
若手しゃりばり人24
難波美帆(北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット特任助教授)
 
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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く21  
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
いじめ問題を考える
 
感性の大地を耕す22
北村清彦(北海道大学大学院文学研究科教授)
Mくんのこと(1)
 
北国生活、それぞれの科学36
澤田幸治(北海道立衛生研究所副所長)
エキノコックス症の検査診断法と道立衛生研究所
 
柏艪舎の香り風12<終>
山本光伸((株)柏艪舎代表)
柏艪舎が興した旋風・微風の一年
 
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山夢春秋101 
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
九十九山
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
〜幕末から維新〜光り輝いていたマチ・箱館「HAKODADI」9
 
掲示板 
書評『全盲の弁護士 竹下義樹』
(小林照幸著/岩波書店/2005年10月刊/2310円・税込)
 
バックナンバー目次(2005年1月〜12月)
 
モノづくりの現場31
小林三歩(コラムニスト)
沖縄・居酒屋店主(自家製?古酒製造)
 
ぶらりしゃらり91
轡田隆史(エッセイスト)  
もういくつねるとお正月
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。87 
高橋 f(写真家)  
自分で考えねば
  

  
11月
(No.285)

 

 
石井一弘
(フォトジャーナリスト)
  
今年はお米が豊作だという。確かにたわわに実った稲穂は見事だった。ここは今回訪ねた中で道内最北だ。いくつかある法人の中に<北限の>を名称の中に入れているところがあった。4代目たちに今後の農業を期待したい。(留萌支庁遠別町共栄で)




特集 北東アジアと北海道〜HIT設立三十周年記念フォーラム
 
 米露による冷戦構造が終焉し、アジアのなかでも北東アジアが隆盛の兆しを見せ始めている。そのような新しい世界情勢を視野に入れながら、地理的、政治的にも影響が及ぶことの大きい北海道。わが北海道の今後のあるべき対応について行動する識者たちによる講演とパネルディスカッションの記録を掲載する。主催は、当会(社団法人北海道総合研究調査会)、開催日は9月22日(木)、会場のホテルには約150名が参加した。
 
◆開会挨拶
 HIT設立三十周年記念フォーラムの開催にあたって

 広畑民雄(社団法人北海道総合研究調査会 理事長)
 
◆第一部講演
 
・地球儀におけるユーラシア大陸、北東アジアの役割 中野 有
 中野 有(アメリカン大学 研究員)
 
・北東アジアを睨む北海道のポジション 李 濟民
 李 濟民(小樽商科大学大学院商学研究科 教授)

 
◆第二部パネルディスカッション
 北海道が北東アジアの経済拠点になる必要条件とは?
 パネリスト   中野 有(アメリカン大学 研究員)
         李 濟民(小樽商科大学大学院商学研究科 教授)
         岩下明裕(北海道大学スラブ研究センター 教授)
         張 相律(許k海道チャイナワーク 代表取締役)
 コーディネータ 近藤洋介((社)北海道総合研究調査会 副主任研究員)


写2005北海道vol.92 
石井一弘(フォトジャーナリスト)
お米の豊作に「発祥の碑」を訪ねて
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)
靖国問題の新局面  
 
ロシア縦横無尽15 
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
秋×東 ハンティ・マンシースク―ロシアのクウェート―
 
詳解!ロシアのアネクドート65
エドアード・ブラーソフ(HIT情報企画部研究員)
魚釣り その2
 
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北海道大学スラブ研究センター公開講座3
ユーラシアの国境問題を考える
 
◆竹島問題と日本の課題
 下條正男(国際開発学部アジア太平洋学科 教授)
 
◆中国と日本・ASEAN間の国境問題
 :波立つ東シナ海と平穏な南シナ海
 石井 明(東京大学大学院総合文化研究科 教授)
 
◆「北方領土問題」をいかに解決するか
 :中ロ国境問題からの教訓
 岩下明裕(北海道大学スラブ研究センター 教授)

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和の経済15
三野耕治(酪農学園大学客員教授)
科学と技術〜代替技術から統合技術へ〜 
 主として具体的な事例を中心に取り上げてきた「和の経済」連載は、今回からさらに対象を広く、深く“農業”を通して現代科学の限界を意識しつつ次のステップを透視する。それは従前の専門分野という枠組みを突破する試みに似ている。
 
ずばり、茶廊法邑。8
9.11と希望の若手画家たち
 
若手しゃりばり人23 
大槻力也(北海道教育大学大学院生)
 
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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く20  
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
売春業のライセンス化
 
北国生活、それぞれの科学35
石田勢津子(北海道立衛生研究所微生物部腸管系ウイルス科)
E型肝炎ウイルスはどこから?
 
柏艪舎の香り風11
飛田未来子(柏艪舎編集部勤務)
「新選組隊士 永倉新八」を知っていますか?
 
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山夢春秋100 
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
赤い草
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
〜幕末から維新〜光り輝いていたマチ・箱館「HAKODADI」8
 
掲示板 
書評『マンホールの博物誌』
(編著・絵&U技術研究センター/監修・中川幸男/ダイヤモンド社/2,940円・税込)
 
モノづくりの現場30
小林三歩(コラムニスト)
電気メーカー出張販売員
 
ぶらりしゃらり90
轡田隆史(エッセイスト)  
いい年迎えるカレンダー
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。86 
高橋 f(写真家)  
ヒトをさがして
  

  
10
(No.284)

 

 
清水武男
(航空カメラマン)
  
十勝平野を象徴する大地に映る陰影は、当日午前9時、雲の流れのなせる業だが、緑の帯が突然のようにシャッターに収まった理由をいまだに知らない。人智を超えためぐりあわせ、僥倖をもたらしたのは、この島が「宝の蔵」(イコロ・オ・プ)の証明なのだろう。上川郡清水町を1000フィート(約300メートル)の上空から撮った。




特集 HIT30年の足跡と将来展望
 
 1975年(昭和50)9月25日に設立した「社団法人北海道開発問題研究調査会」は、2002年(平成14)に現在の「社団法人北海道総合研究調査会」に名称変更をして今日に至った。そして、本年、4月4日には「東京事務所」を開設した。30年前の創設時にはシンクタンクを名乗ってもコンサルティングとの区別もあまり明確に理解されなかったころにくらべ、先人たちの努力、実績が当会を現在の組織にまで育てたことは言うまでもない。30年を迎えた組織が、今後、どのように自らの価値を高めて、地域に貢献する事業を展開するのか、広畑民雄理事長の覚悟と松田昌士名誉会長を含めた関係者から当会の歴史を振り返りつつ、将来への期待を語っていただいた。
 
◆HITの30年とこれから
 広畑民雄(社団法人北海道総合研究調査会 理事長)

 HITの現理事長が、当会の過去・現在・未来を語る。HITは30年の節目をどのように捉え、どのように見通しているのかを飾ることなく実像を示す。北海道という地域に貢献することを願って歩んできたシンクタンクの全体像が鮮明に見えてくる。
 
◆HIT名誉会長の松田昌士氏が語る
 HITの30周年に寄せて

 HITに対しても、北海道全体に対しても、積極的なご協力と励ましを惜しまないJR東日本会長の松田昌士氏が、改めて故郷・北海道への熱い想いとHITへの期待を語る。
 
◆HITと私
 
・前・HIT理事長の武田善行氏に聞く

 北海道の主力産業である農業に長年、深くかかわり、地域経済についても詳しい前・HIT理事長でもある武田善行氏(北海道農業開発公社理事長)にHITへの思いをお聞きした。
 
・山崎一彦氏(財団法人北海道地域総合振興機構 常務理事)に聞く
 北海道開発に長くかかわり初期のHITも良く知る立場にあった山崎一彦氏。現在は同業のシンクタンク常務理事として活躍するだけに、HITへの理解も深く、期待も大きいことがうかがえる。
 
・西陰研治氏(株式会社北海道総合技術研究所 事業開発部ウエルネス担当部長)に聞く
HITの星雲時代ともいえるころに手がけた技術系の事業の数々。その当事者である西陰研治氏に、HITという組織と浅からぬ関係にあった「SAS(システムズ・アナリスト・ソサェティ)北海道」の定例会の帰り、当会においでいただき、お話をうかがった。
 
・堀達也氏(HIT顧問)に聞く
 前北海道知事で現在は札幌大学の理事長でもある当会の顧問、堀達也氏に、HITへの期待と、北海道における知的装置による地域活性化の筋道を語っていただいた。

◆HIT30年史


写2005北海道vol.91  
野口隆史(フォトジャーナリスト)
ごみ埋立地から世界に誇れる公園に
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)
言語の衰弱   
 
ロシア縦横無尽14  
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
夏×北 トヴェリ州
―自然、歴史、交通、産業、何でもありの広大な地域―
 
詳解!ロシアのアネクドート64
エドアード・ブラーソフ(HIT情報企画部研究員)
魚釣り その1
 
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北海道大学スラブ研究センター公開講座2
ユーラシアの国境問題を考える

◆旧ソ連中央アジアの国境:20世紀の歴史と現在
 帯谷知可(国立民族学博物館・地域研究企画交流センター助教授)
 
◆国カシミールと印パ・中印国境問題
 吉田 修(広島大学大学院社会科学研究科教授)

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和の経済14
三野耕治(酪農学園大学客員教授)
匠に学ぶ〜大滝末馬〜食は人の天なり〜 
 小誌(274号)にも登場いただいたことのあるシェフの大滝末馬さんを、本連載で筆者が取り上げるには理由がある。本当に手間隙を惜しまない料理は、どのような考えから生み出されるのか、一種の聞き書きとも言える本文に詳しい。「食」の奥の深さを実感させられるエピソードの数々が楽しい。
 
ずばり、茶廊法邑。7
お客さんが北海道外からもやって来る最近
 札幌市東区界隈に「札幌村」の名があった地域がある。そこにモダンな建築物が個人の力で生み出された。ギャラリーと喫茶コーナーが併設。本欄では利用される「茶廊法邑」の周辺の動きを追いかける。
 
若手しゃりばり人22 
矢野友宏(北海道チャイナワーク企画推進部)
 
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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く19  
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
自由の遺伝子
 
感性の大地を耕す21
北村清彦(北海道大学大学院文学研究科教授)
小栗康平『埋もれ木』を見て
―映画における「想像力」と「物語性」―
 
北国生活、それぞれの科学34
新山和人(北海道立衛生研究所食品薬品部食品科学科長)
食品に残留する農薬
 
柏艪舎の香り風10
美藤健哉(柏艪舎編集・校正部勤務)
編集者としての喜び
 
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山夢春秋99 
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
GYAK-892
 
情報BOX
 大学生を含めた若い世代が自ら学ぶ場に足を運び出している。その指導にあたるのは大学生たちにとってほぼ兄貴的な年齢差の佐藤寛晃氏。日本の教育で欠けていた要素を盛り込んで将来を見据えたプログラムだ。もう一つの情報は、今夏オープンした「中山峠写真の森美術館」運営も手がける「NPO法人北海道を魅せる写真家集団」の呼びかけ。
・人材育成プログラムを提供する若い道産子
・NPO法人北海道を魅せる写真家集団
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
〜幕末から維新〜光り輝いていたマチ・箱館「HAKODADI」7
 
掲示板 
書評『眠りロボット』
(田口かおり著/新風舎/1,365円・税込)
 
モノづくりの現場29 
小林三歩(コラムニスト)
民宿経営(予定)者
 
ぶらりしゃらり89
轡田隆史(エッセイスト)  
小さい秋の雑読の勧め
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。85 
高橋 f(写真家)  
判らない、判らない
  

 
9月
(No.283)

 

 
石井一弘
(フォトジャーナリスト)
  
北見発置戸行ふるさと銀河線が田園地帯を走る。沿線140キロのうち、足寄―置戸間約55キロがやや山間部で山積みされた木材などが目立つ。他はほとんどが田や畑。小麦、とうもろこし、ジャガイモなどの畑が一面に広がっている。(網走支庁置戸町豊住で)




特集 BDFと北海道の取り組み
 
 北海道を主舞台にしたローカルエネルギーの今後について「バイオディーゼル燃料」に焦点を合わせて、その実現に向けた諸条件を考察する。今号では、今までの経緯(*)を踏まえて、当会としての「バイオディーゼル」に関する考えを図表もふんだんに使い、各界の関係者のコメントと共に紹介する。北海道民がこうした地域におけるエネルギーについて理解を深めていただける特集とした。
*小誌では本年1月号(No.275)で新春鼎談の企画で「エネルギー技術の継承・発展と人材育成」(若松幹人:(株)若松代表取締役/柿沼博彦:北海道旅客鉄道(株)代表取締役専務・鉄道事業本部長/田村修二:(有)フィールドテクノロジー研究室代表取締役)を掲載した。また4月号(bQ78)では、ローカルエネルギーシンポジウムの記録を掲載した。登場していただいた方々は、青山周((社)日本経済団体連合会環境・技術本部環境グループ長)/鈴木勉(北見工業大学化学システム工学科教授)/宮田昌和(サンエス電気通信(株)代表取締役社長)/石井義康(北海道経済連合会事務局次長)/東藤勇((財)釧路根室圏産業技術振興センター専務理事)/橋本英昭(滝川市市民生活部環境課主事)/志村幸久(北海道経済部資源エネルギー課課長)/司会の五十嵐智嘉子(当会常務理事)という陣容であった。(肩書は当時のもの)。
 
◆バイオディーゼル燃料と北海道
 井上真二(社団法人北海道総合研究調査会研究員)

 BDFそのものについて、それを成立させる地域(道内)の現状に明るい当会の井上研究員が、欧州事情を視察してきた経験を踏まえて表題の「バイオディーゼル燃料と北海道」を説く。全体構成は、次の通りである。
T.BDFについて――@最初に「BDF」の定義、A「BDF」の中身について、B日本のナタネ事情/U.日本のエネルギー施策――@石油依存、しかも中東依存のエネルギー、Aエネルギーを取り巻く多様な環境変化、B石油依存度の高さがもたらす影響/V.世界の動向と日本――@世界のエネルギー対策、A日本とドイツを比べる、BBDF欧州事例、Cディーゼル車への意識差/W.北海道だからできること――@BDFと北海道、A北海道がBDFに取り組む優位性
 
◆BDFに着目する企業・行政・地域
 新しい循環型エネルギー源の獲得に向かう取り組みについて先見性に富む個人や組織からコメントをもらった。環境重視の時代の潮流を見ることから始まるBDFの広がりが実感できる発言の数々。
・大嶋  武((株)北清 常務取締役)
・服部  亮(豊田通商(株) 事業開発部バイオ事業室)
・島津 新一(北海道バイオディーゼル研究会 事務局長)
・山守  誠(東北農業研究センター 作物機能開発部 資源作物育種研究室長)
・山越 幸康(北海道立工業試験場 技術支援センター 研究支援第二科)
・橋本 英昭(滝川市 市民生活部環境課主事)
・志村 幸久(北海道経済部 資源エネルギー課長)
・染井順一郎(国土交通省 北海道開発局 開発監理部開発調査課 開発企画官)
・加藤 隆一(国土交通省 北海道運輸局 交通環境部長)
・田村 修二((有)フィールドテクノロジー研究室 室長)


写2005北海道vol.90  
石井一弘(フォトジャーナリスト)
本当に消えてしまうのか、ふるさと銀河線
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)
池上英子『美と礼節の絆』(NTT出版)   
 
ロシア縦横無尽13  
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
夏×南 クリミヤ― 価値あるリゾート ―
 
詳解!ロシアのアネクドート63
エドアード・ブラーソフ(HIT情報企画部研究員)
幼稚園のアネクドート その3
 
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北海道大学スラブ研究センター公開講座1
ユーラシアの国境問題を考える

◆日本の外で「固有の領土」論は説得力を持つのか
 :欧州戦後史の中で考える
 林 忠行(北海道大学スラブ研究センター教授)
 
◆国境と民族―コーカサスの歴史から考える―
 前田弘毅(北海道大学スラブ研究センター講師)

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和の経済13
三野耕治(酪農学園大学客員教授)
匠に学ぶ〜横市英夫〜土と水という資源〜 
 北海道を舞台に乳製品製造で家業を成り立たせる一方、地域の資源をフルに活用する事業を作り上げる芦別市在住の横市英夫氏を取り上げる。小誌にも登場したことのある横市氏が現在取り組んでいるのは、環境を重視した農業とIT技術を駆使した流通の融合である。
 
ずばり、茶廊法邑。6
第6回 Houmura Art Award 2005
 札幌市東区界隈に「札幌村」の名があった地域がある。そこにモダンな建築物が個人の力で生み出された。ギャラリーと喫茶コーナーが併設。本欄では利用される「茶廊法邑」の周辺の動きを追いかける。
 
若手しゃりばり人21 
川口 剛(まちばるADELANTE 主宰)
 
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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く18  
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
昆布も売ります、病気も売ります
 
北国生活、それぞれの科学33
藤本 啓(北海道立衛生研究所食品薬品部食品保健科研究職員)
北海道と大麻草
 
柏艪舎の香り風9
青山万里子(柏艪舎編集・デザイン部勤務)
ハクロシャの顔
 
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山夢春秋98 
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
登録第3112086号
 
情報BOX
 札幌にも夏がやってきたことを実感させる2005年6月25日土曜日の午後、北海道大学構内において開催されたセミナー会場の様子を一受講生の立場で報告する。もう一つは、北大に誕生したばかりの「科学技術コミュニケーター養成ユニット」についての寄稿である。
・北海道大学・ニトリ合同セミナー印象記1
・北大に「科学技術コミュニケーター養成ユニット」が誕生
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
〜幕末から維新〜光り輝いていたマチ・箱館「HAKODADI」6
 
掲示板 
書評『清涼(すが)しき朝の熟睡(うまい)』
(伊藤昌勝著/私家版/05年6月刊)
 
モノづくりの現場28 
小林三歩(コラムニスト)
ドラッグストアFC(旧薬局店主)
 
ぶらりしゃらり88
轡田隆史(エッセイスト)  
雨バ雨ナテ風ハ風ナテ
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。84 
高橋 f(写真家)  
旅に出て思う
 

   
8月
(No.282)

 

 
河野利明
(写真家)
 
青函トンネル記念館オープン
 
工事着工から開業まで17年の歳月と、多くの困難を乗り越えて完成した青函トンネル。その歴史と工事の足跡を展示した新しい記念館が今年4月28日に開業した。館内には工事で使われた巨大なボーリングマシン先端のカッターヘッドとドラムが展示され、その大きさと迫力に圧倒される。道民の夢、北海道新幹線の起工式が5月22日大野町の新函館駅建設予定地で行なわれ、10年後の開通を目指す。記念館誕生と新幹線着工年が重なり、トンネル文化の伝承を担ったミュージアム誕生は貴重な存在だ。(福島町)




特集 地方財政の窮状を知る
 
 地方財政の問題点がますます露呈してきた昨今、その実情を識者に分析してもらい、あるいは語っていただいた。一人は、小樽商科大学の齋藤一朗助教授、もう一人は、北海道大学教授の宮脇淳教授。共に8年前の小誌に地方財政について警告を発してくださっていた。その間の地域とそれを取り囲む社会の変貌を検証したい。さらに今号では国家の破綻をくぐりぬけ、再生の道を歩む隣国、韓国について小樽商科大学の李濟民教授にもお話をお聞きした。
 
◆北海道経済の財政依存構造
 齋藤一朗(小樽商科大学大学院商学研究科
      アントレプレナーシップ専攻助教授)

 北海道経済という体の病状を具体的な数字を挙げてとらえなおすと実情はどうなっているのか、齋藤助教授が詳細にグラフも使いながら実態を明らかにする。北海道においては依然として財政支出依存が続き、しかも自らの裁量余地をより狭めていることが分かる。この窮地をどのように脱出するのか。その提言を読み取りたい。
 
◆変われなかった北海道財政とこれからのシナリオ
 〜宮脇淳教授(北海道大学公共政策大学院院長)に聞く

 6月の初め、北大祭で静かな早朝に研究室にお伺いをした。1997年5月号の小誌で「補助金頼りの北海道財政は破綻する」と警鐘を鳴らしていただいてから、8年。この間、北海道財政はどのような状況になっているのか、最近の全国の動きと比べながら語ってもらった。
 
◆韓国に見る国の破綻と再生プロセス
 〜李濟民教授(小樽商科大学ビジネススクール)を訪問
 しゃりばり編集部

 国家が破綻しかけるということは、どのような結果をもたらすのか。そして国民は生きていく上でどのような再生プロセスを描くのか。本稿は1997年に起きた韓国の破綻と再生の劇を李教授に聞いた報告である。


写2005北海道vol.89  
河野利明(写真家)
福島町に新しい青函トンネル記念館誕生
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)  
思想の対立
 
ロシア縦横無尽12  
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
夏×北東 コストロマ―「黄金の環」の魅力― 
 
詳解!ロシアのアネクドート62
エドアード・ブラーソフ(HIT情報企画部研究員)
幼稚園のアネクドート その2
 
和の経済12
三野耕治(酪農学園大学客員教授)
匠に学ぶ〜寺本恵子〜農と福祉のネットワーク〜 
 ネットワークという言葉のない時代から、地域での生きがいを作ってきた寺本恵子さんの活動を振り返ると、現在の農産物直売所の隆盛ばかりではなく、高齢者在宅生活支援グループの立ち上げなどの底流に農業を基礎としていることが見えてくる。地域での幸せ=福祉の姿がここにある。
 
ずばり、茶廊法邑。5
「茶廊法邑」で初個展を! が実現
 札幌市東区界隈に「札幌村」の名があった地域がある。そこにモダンな建築物が個人の力で生み出された。ギャラリーと喫茶コーナーが併設。本欄では利用される「茶廊法邑」の周辺の動きを追いかける。
 
若手しゃりばり人20  
岡内宏樹((株)豆太 専務)
 
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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く17  
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
死ぬ権利としての自由
 
感性の大地を耕す20  
北村清彦(北海道大学大学院文学研究科教授)
記念碑と芸術作品
  
北国生活、それぞれの科学32
小島弘幸(北海道立衛生研究所健康科学部生活保健科研究職員)
環境ホルモン問題の現状とこれから
 
柏艪舎の香り風8 
山本哲平(柏艪舎製作部所属)
自費出版界にもの申す
 
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山夢春秋97 
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
ローカルガイド
 
情報BOX
 「しゃりばり」読者に是非ともお伝えしたい情報を紹介する頁です。今回は札幌に誕生したばかりのNPO法人「日本時代衣裳文化保存会」と、新しく設けられた「茶廊法邑ギャラリー大賞」応募要項について報告します。
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
〜幕末から維新〜光り輝いていたマチ・箱館「HAKODADI」5
 
掲示板 
書評『好太郎と節子〜宿縁のふたり』
(澤地久枝著/NHK出版)
 
モノづくりの現場27  
小林三歩(コラムニスト)
指笛伝承(初心)者
 
ぶらりしゃらり87
轡田隆史(エッセイスト)  
「あの戦争」と日露戦争
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。83  
高橋 f(写真家)  
雨に歩けば
  

 
7月
(No.281)

 

 
河野利明
(写真家)
 
江差・いにしえ街道
 
ニシン交易で繁栄した江戸時代から明治にかけての町並みを再現した珍しい街道が誕生した。今年5月1日、完成を祝う記念式典は、テープカットの代わりに江差らしい「網起こし」を披露。ニシン漁で歌われた「江差沖揚げ音頭」に合わせ長さ13メートルの網を引いて街道オープンを祝った。(江差町)




特集 地方が国際動向を意識するとき
 
 北海道という島が海でつながっている国は少なくない。隣国と言われてすぐにも思い浮かぶのはロシア、韓国、北朝鮮、中国という国々だろうか。本号では北海道民としても知っておきたい国際政治の潮流の一端を識者の目を通して見てみたい。
 一人は、「『海のアジア』の戦後史 一九五七〜一九六六」(創文社)の著者で若手国際政治史研究者の宮城大蔵氏。それと、編集部による北海道大学スラブ研究センターの5月開催の公開講座傍聴記である。もう一人は、 北海道大学スラブ研究センターの招きで来札された河東哲夫氏。来札時の基調講演を基にインタビューをさせてもらった。特別寄稿として弁護士の原田明夫氏が今春、イリノイ大学においてアジアを巡る国際会議で基調講演された内容を掲載する。
 
◆アジアのなかの日本、アジアのなかの北海道
 宮城大蔵(北海道大学大学院法学研究科専任講師)

 北海道と沖縄という両端を比較できる研究者が、北海道の赤レンガ庁舎に映っている歴史を透視する。そこには明治日本のわが国の歩みを象徴するような大建築物が台湾まで広がるのを見ることができる。そして、冷戦によって閉ざされていた戦後日本の動きは、インドネシア賠償を通して戦後アジアへの復帰が始まる。国境も地域の版図も固定したものではなく、変化するものなのである。小誌初登場の若手研究者による考察である。
 
◆北海道大学スラブ研究センター平成17年度公開講座
 ユーラシアの国境問題を考える〜傍聴記 
 しゃりばり編集部

 2005年5月9日(月)から始まった20回目の公開講座は、新聞報道での告知もあってか、参加者は主催者である北海道大学スラブ研究センターの予想を超える参加申し込みがあった。しかも、札幌近辺だけではなく、道内各地からの参加もあった。本稿は、皆勤賞は逃したが会場に足を運んだ編集部からの報告である(なお、講義の抄録は小誌「しゃりばり」の9月号〜11月号で連載予定)。
 最終回(7回目)は、5月30日(月)に今回の公開講座の担当者だった岩下明裕教授が締めくくった。その翌日、岩下教授の研究室を訪ね、舞台裏も含めて、今回の大成功と言っていいに違いない公開講座の意義などもお聞きした。
 
◆外交は国の万華鏡の如く
 〜河東哲夫氏に聞く
 (前・在ウズベキスタンおよびタジキスタン特命全権大使)
 しゃりばり編集部

 長い外交官生活を通して体感し理解してきた世界との付き合い方を語ってもらった。ソ連時代、ロシア時代を通じて繰り広げられた中央アジアの変貌は、日本の国際社会における位置づけに影響する背景を読み解く。外交も経済力の支えがあってこそ力も発揮できるが、国の仕組みが制約を生んでいる実態も見えてくるインタビューだった。
 
◆特別寄稿
 グローバル化する世界における司法制度の役割
 〜より安全なアジアを確保する総合的対策を支援するために
 原田明夫(弁護士)/佐藤寛晃=訳

 本稿は、2005年4月8日にイリノイ大学シャンペイン・アバーナ校 東アジア・太平洋研究センターで開催された国際会議「グローバル化する世界におけるアジア」における基調講演である。


写2005北海道vol.88  
河野利明(写真家)
全盛期の町並み再現・江差「いにしえ街道」
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)  
再び日中関係について〜白石隆教授の主張に即して
 
ロシア縦横無尽11  
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
春×南南東 タンボフ―ラフマニノフの里― 
 
詳解!ロシアのアネクドート61
エドアード・ブラーソフ(HIT情報企画部研究員)
幼稚園のアネクドート その1
 
和の経済11
三野耕治(酪農学園大学客員教授)
匠に学ぶ〜梅津鐵市〜生産・流通の革命児〜 
異業種から農業に参入した山梨県の梅津さん。24年前に脱サラして農家になってはみたが、このままでは飯が食えない、と気づく。そこで経営そのものを見直した。幸いゼネコンの現場監督の経験があった。それを生かし「美味しい野菜」つくりにまい進。有機質や機能水に着目し、生産、販売システムを作り、ITも積極的に取り入れる経営は農業に新風を吹き込んでいる。
 
ずばり、茶廊法邑。4
「茶廊法邑」公募展の案内、40歳以下のアーティスト必見
 札幌市東区界隈に「札幌村」の名があった地域がある。そこにモダンな建築物が個人の力で生み出された。ギャラリーと喫茶コーナーが併設。本欄では利用される「茶廊法邑」の周辺の動きを追いかける。
 
若手しゃりばり人19  
郷六哲雄((有)CMC代表取締役)
 
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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く16  
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
創造階級という自由人
 
北国生活、それぞれの科学31
高橋健一(北海道立衛生研究所生物科学部生物資源管理科長)
スズメバチに刺されないために
 
柏艪舎の香り風7 
可知佳恵(柏艪舎編集・広報部)
『旭山動物園のつくり方』ができるまで
 
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山夢春秋96  
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
碧血
 
情報BOX
 今回は『北海道山岳ガイド協会』が新生された、という情報を聞きつけ、北海道のサービス産業に欠かせない「登山」という自然環境とかかわる組織について報告していただきました。小誌に『山夢春秋』を連載中の川越さんが会長。また、札幌在住の陶芸家(今井氏)の個展案内も併せて。
・北海道山岳ガイド協会とは
・今井雄基作陶展:以前本誌(01年9〜10月号)で登場いただいた陶芸家の今井さんが、6月28日(火)から7月4日(月)まで、札幌三越の9階「三越ギャラリー」で個展を行う。
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
〜幕末から維新〜光り輝いていたマチ・箱館「HAKODADI」4
 
掲示板 
書評『北海道の食彩<マッカリーナ>物語』
(笠井一子著/草思杜/05年4月刊)
 
モノづくりの現場26  
小林三歩(コラムニスト)
時計職人:頑固一徹四十年
 
ぶらりしゃらり86  
轡田隆史(エッセイスト)  
チャンバラなき時代劇 
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。82  
高橋 f(写真家)  
旅に出た
 

 
6月
(No.280)

 

 
野口隆史
(フォトジャーナリスト)
 
穏やかな日差しの中、漁港の岸壁で、刺し網にかかったニシンを外す作業が行われた。増毛漁港独特の光景で、他ではあまり目にすることがない。番屋の中で網外しが行われるのが一般的だ。




特集 アイディア豊かに事業を進める人たち
 
 道内にいながら全国を視野に入れて自らの事業を展開している人たちを取り上げた。それぞれの方々の根拠地は、芦別、帯広、大樹、小樽、札幌と幅広い。どこにいても時代の潮流変化を敏感にキャッチしようと感度を磨きながら、しかも、棚から落ちるボタモチを待つのではなく、壁を蹴ってでもチャンスをつかまえようとする行動派の話は面白い。
 
◆携帯電話通販を切り口に北海道を元気にする 
 しゃりばり編集部

 「北海道」ブランドの確立を訴える声があちこちから聞こえてくる。その実践に「携帯電話」という切り口からシステムを構築した一人にその様子をお聞きした。取材に応じてもらったのは、自らの乳製品を25年間にわたって全国に向けて販売してきた横市英夫さん。では……。
 
◆観光に投じる一石と経営センスを問う
 〜“町のコンサルティング”さんの苦言 
 しゃりばり編集部

 生まれ故郷にもどってきたビジネスマンに、自らの起業と顧問を務める会社を通して北海道に感じていることをエピソードを交えながら語ってもらった。故郷に歯がゆさを感じる日々だが、まだ諦めてはいない。大所高所からの大文字の言説ではなく、実態を熟知する民間人に小文字の発言を求めて札幌駅近くのオフィスビル8階の1室を訪ねた。具体論とそれを実行する会社組織についてカライ提案があった。
 
◆十勝の発信力を強めるサムライたち
 〜消費者と結びつく生産者 
 片岡文洋((有)夢がいっぱい牧場 代表取締役)
 児玉誠也(児玉ヘルス商事(株)  代表取締役)

 農業地帯として全国に知られる十勝にあって、その先端に立とうとするグループの一つを教えられた。早速、そのグループのメンバーにお話を伺い、そしてお二人に語っていただいた。
 
◆小樽美園アイスクリーム物語
 〜北海道でも歴史の包装紙ができる  
 しゃりばり編集部

 大手菓子メーカーとは別の道を選び、北海道産の優良商品を作り出している人がいる。美味しいものを追求して、歴史の中からホンモノを取り出していくことで名品に仕立て上げている話は、市場開拓の方法として他の食品にも通用するのではないだろうか? 「小樽美園アイスクリーム」の三代目、漆谷匡俊さん(62歳)に語ってもらった。北海道でも∧歴史の包装紙∨ができる、ということである。


写2005北海道vol.87  
野口隆史(フォトジャーナリスト)
ニシンに沸く浜
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)  
問題は古来の中国か、中国共産党か
 
ロシア縦横無尽10  
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
春×南 キスロヴォツク―コーカサスの虜― 
 
詳解!ロシアのアネクドート60
エドアード・ブラーソフ(HIT情報企画部研究員)
姑(妻の母)に関するアネクドート その3
 
和の経済10  
三野耕治(酪農学園大学客員教授)  
匠に学ぶ〜片山元治〜家族農業の国際的連帯を〜
 生産者と消費者を結ぶ回路を「家族の延長」として見ることから始まる流通が生まれている。取り引きという視座ではなく、「地域で生活を続ける」ことに価値を見つける緩いネットワークの形成が生み出す集団的家族農業は、米国でも日本でも新しい世界を拓き出している。
 
ずばり、茶廊法邑。3
「茶廊法邑」を形にした一人、釜沢さん(兜翠コ建設)
 札幌市東区界隈に「札幌村」の名があった地域がある。そこにモダンな建築物が個人の力で生み出された。ギャラリーと喫茶コーナーが併設。本欄では利用される「茶廊法邑」の周辺の動きを追いかける。
 
若手しゃりばり人18  
山ア 一(映像作家兼起業家)
 
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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く15  
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
大阪市職員厚遇問題
 
感性の大地を耕す19  
北村清彦(北海道大学大学院文学研究科教授)
環境に生かされる人間と芸術
 
北国生活、それぞれの科学30
長南髟v(北海道立衛生研究所食品薬品部主任研究員)
魚介類に残留する環境汚染物質
 
柏艪舎の香り風6  
山本恭平(柏艪舎スタッフ)
営業のヒヨコが見た書店
 
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山夢春秋95  
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
種銭
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
〜幕末から維新〜光り輝いていたマチ・箱館「HAKODADI」3
 
掲示板 
書評『鎮魂 吉田満とその時代』
(粕谷一希著/文春新書/05年4月刊)
 
モノづくりの現場25  
小林三歩(コラムニスト)
産業誘致担当“外”地方公務員(年齢秘匿)
 
ぶらりしゃらり85  
轡田隆史(エッセイスト)  
計りかねる広さと精神と 
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。81  
高橋 f(写真家)  
男の色気
 

 
5月
(No.279)

 

 
石井一弘
(フォトジャーナリスト)
 
いま、各方面から注目を集めている旭川市旭山動物園で人気のひとつが「ぺんぎん館」。アクリル製の水中トンネルで360度、見学可能で、スキューバダイビングによる水中給餌も見られる(旭川市東旭川町倉沼)




特集 バイオベンチャーと栄養とボディデザイン
 
 平成17年2月19日(土)に「サッポロファクトリーアトリウム」(札幌)で開催された「バイオベンチャー育成のためのユーザネットワークシンポジウム〜『スポーツと健康』プロが語る勝つための栄養補給とボディデザイン」というシンポジウムの様子を抄録の形で報告する。主催:社団法人北海道総合研究調査会、共催:北海道開発局、後援:C7北海道、北海道経済連合会という構成である。なお、「C7」とは、北海道厚生局、北海道経済産業局、北海道開発局、北海道、札幌市、独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構北海道農業センター、独立行政法人産業技術総合研究所北海道センター、札幌国税局(オブザーバー)、北海道労働局(オブザーバー)で構成されている。シンポジウムはラジオ番組「マイ・オリンピック」パーソナリティの蒲田健氏の司会でよどみなく進行されていった。
 
◆基調講演 「You are what you eat」〜栄養補給と体
 杉浦克己(スポーツ栄養学博士・明治製菓株式会社
      ザバス スポーツ&ニュートリション・ラボ所長)

 
◆パネルディスカッション スポーツと健康
 シンポジウム後半は、5名のパネリストと基調講演を終えた杉浦博士にも入ってもらうパネルディスカッションである。司会は、蒲田健氏。

【パネリスト】
 杉浦 克己(スポーツ栄養学博士・明治製菓株式会社
       ザバス スポーツ&ニュートリション・ラボ所長)
 白井 伸一(オムニデンティックス院長)
 大高千咲子(フリーフィットネスインストラクター)
 セルジオ・末男・岩永(ユニオンジュニアユースFC
           江別ユニオンサッカースポーツ少年団監督)
 刈田 貴久(ネイチャーテクノロジー株式会社代表取締役
       NPO法人格闘メディカル協会発起人)
 長谷川竜介(株式会社ブライアンブルー代表取締役
       NPO法人北海道バーバリアンズRFCコーチ)
【司  会】
 蒲田  健(AIR―G「マイ・オリンピック」パーソナリティ)

 
◆「元気な高齢者〜健康と栄養補給」
  〜ワクワクするシニアライフ〜健康な毎日のために

 本稿は、「バイオベンチャー育成のためのユーザーネットワークシンポジウム」として3月2日に札幌駅南口広場地下街(「アピア」ライラックホール)で開催された抄録である。
 
・話題提供:高齢者は老人に非ず
 百々瀬いづみ(天使大学看護栄養学部栄養学科助手)

 当日は、主催側から開会宣言、趣旨説明があり、「話題提供」に百々瀬いづみさんが多くのデータを駆使しながら、参加者に元気な高齢者であるための情報を提供した。その後、パネルディスカッションが行われた。最初に百々瀬さんの話を紹介する。
 
・「ワクワクするシニアライフ」実践者の面々
 しゃりばり編集部

 平成17年3月2日(水)の17時から札幌駅南口広場地下街にある「ライラックホール」という開放的な空間で開催された、『バイオベンチャー育成のためのユーザーネットワークシンポジウム「元気な高齢者〜健康と栄養補給」』は、健康な毎日を送る方々から有益な話題が提供された。その議論の様子をレポートする。


写2005北海道vol.86  
石井一弘(フォトジャーナリスト)
上野を越えた旭山動物園 大人気
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)  
ほりえもん旋風
 
ロシア縦横無尽9  
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
冬×南西 カルーガ―1枚の絵の力― 
 
詳解!ロシアのアネクドート59
エドアード・ブラーソフ(HIT情報企画部研究員)
姑(妻の母)に関するアネクドート その2
 
和の経済9  
三野耕治(酪農学園大学客員教授)  
匠に学ぶ〜木村秋則〜自然の観察者〜
 青森に無農薬栽培でリンゴをつくっている木村秋則さんがいらっしゃる。8年目にして2個のリンゴを収穫。その間の苦闘は想像を絶するが、今は糖度21度(普通は13度)の「樹の実=リンゴ」を育てている。その事実から、雑草のこと、作物の健康のことを論じる。
 
ずばり、茶廊法邑。2
若い演奏家の音色が響く茶廊
 札幌市東区界隈に「札幌村」の名があった地域がある。そこにモダンな建築物が個人の力で生み出された。ギャラリーと喫茶コーナーが併設。本欄では利用される「茶廊法邑」の周辺の動きを追いかける。
 
若手しゃりばり人17  
茂呂剛伸(アフリカンドラム演奏家)
 
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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く14  
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
日本経済は不自由化している
 
北国生活、それぞれの科学29
横山裕之(北海道立衛生研究所
     企画総務部企画情報室研究情報科研究主査)
電磁界と健康
 
柏艪舎の香り風5  
鳥見真生(翻訳者)
Alone but not Lonely
 
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山夢春秋94  
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
母さん
 
情報BOX 
さっぽろ自由学校「遊」
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
〜幕末から維新〜光り輝いていたマチ・箱館「HAKODADI」2
 
掲示板 
書評『バッテリー』
(あさのあつこ著/角川文庫)
 
モノづくりの現場24  
小林三歩(コラムニスト)
札幌・某テレビ局幹部(四捨五入で五十歳)
 
ぶらりしゃらり84  
轡田隆史(エッセイスト)  
文字の精霊に畏怖の念を 
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。80  
高橋 f(写真家)  
こんな国
 

 
4月
(No.278)

 

 
清水武男
(航空カメラマン)
 
航空カメラマンの春を待つ気持ちは、農家の方々と同じように強い。冬期間に貯めていたエネルギーが、春の兆しにワクワクした気分をいやがうえにも高める。流氷が去り、薄氷があっても船を出す漁師さんたち、一日も早い土との再会を求めて雪解けを促進させるために融雪剤を蒔く農家の人たち、皆、元気だ。雪原を駆け回るトラクターの軌跡が、本格的な農作業の一歩前、つまりプロ野球でいうところのオープン戦のダイナミックさを物語る。上空にいる飛行機の中にいるカメラマンにもその昂揚した気分は、十分に伝わってくる。これは、滝川から富良野方面に飛んだ時の一枚である。




第一特集 「ローカルエネルギー」の有用性
     〜「ローカルエネルギーシンポジウム」記録

 
 前日が京都議定書の発効日であったという気運もあってか、2005年2月17日に札幌(札幌センチュリーロイヤルホテル・13:30〜16:30)で開催された「ローカルエネルギーシンポジウム」は、主催者の予想を越える200名以上の参加者となった。当日の基調講演とその後のシンポジウム(抄録)を掲載する。
 主催:社団法人北海道総合研究調査会/共催:滝川市、北竜町、豊田通商株式会社、特定非営利活動法人エコフォーラム21、きたそらち農業協同組合/後援:北海道、北海道経済連合会、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構北海道支部
 最初に主催者を代表して社団法人 北海道総合研究調査会の廣畑理事長から挨拶があり、引き続いて青山氏の基調講演に入った。
 
◆基調講演 ローカルエネルギーはグローバルエネルギー
 青山 周(社団法人日本経済団体連合会
      環境・技術本部環境グループ長)

 
◆ローカルエネルギーシンポジウム抄録
【パネリスト】
 青山 周(社団法人日本経済団体連合会
      環境・技術本部環境グループ長)
 鈴木 勉(北見工業大学化学システム 工学科教授)
 宮田昌和(サンエス電気通信株式会社 代表取締役社長)
 石井義康(北海道経済連合会事務局 次長)
 東藤 勇(財団法人釧路根室圏産業技術振興センター 専務理事)
 橋本英昭(滝川市市民生活部環境課 主事)
 志村幸久(北海道経済部資源エネルギー課 課長)
【司  会】
 五十嵐智嘉子(社団法人北海道総合研究調査会 常務理事)
 
第二特集 北海道で果敢な挑戦を続ける研究者群
 
◆長田義仁北大副学長に聞く 
 しゃりばり編集部

 北大で行われている研究が耳目を集めている。小誌の1月号でも先端科学を研究中の西村紳一郎教授、野口伸教授のインタビューを掲載したが、今回はそれらの研究を束ねる立場にある長田義仁副学長に全体像をお聞きした。
 
◆神経科学研究のトップランナー、松岡一郎助教授に聞く 
 しゃりばり編集部

 「創成科学研究機構」の中にある「流動研究部門」で研究に専念する松岡一郎助教授の取り組みについて伺った。今、北大で取り組まれている新しい研究の一端を垣間見ることができる……と思って研究室を訪ねたが、どこまで研究の周辺をお伝えできることになるか。
 
◆「DNAチップ解析」の拠点地作りに邁進するホヤ研究者
 〜安住薫助手に聞く 
 しゃりばり編集部

 偶然の出会いから始まった薬学部での「ホヤ」研究が、「創成科学研究機構」(以下、創成機構)に場所を移して、新たな展開を見せている。本稿はその旗振り役を引き受けている安住薫先生に現在の研究環境、研究内容などをお聞きした報告である。


写2005北海道vol.85  
野口隆史(報道写真家)
今、廃校が面白い
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)  
本田靖春讃
 
ロシア縦横無尽8  
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
冬×北 ムルマンスク―オーロラ紀行― 
 
詳解!ロシアのアネクドート58
エドアード・ブラーソフ(HIT情報企画部研究員)
姑(妻の母)に関するアネクドート
 
和の経済8  
三野耕治(酪農学園大学客員教授)  
匠に学ぶ〜氏本長一〜風土を地域ブランドに〜
 北海道の最北端で育てられた「宗谷黒牛」の評価が高い。それは、牧場主の用意周到な準備があってのことである。全頭検便検査をわが国で初めて実施するほか、消費者の健康を最優先にする経営からは、健全な生産者の気概がうかがえる。
  
若手しゃりばり人16  
刈田貴久(「ネイチャーテクノロジー(株)」代表取締役))
 
ずばり、茶廊法邑。1
リエントリーするホームメーカー(家事担当者)
 札幌市東区界隈に「札幌村」の名があった地域がある。そこにモダンな建築物が個人の力で生み出された。ギャラリーと喫茶コーナーが併設。本欄では利用される「茶廊法邑」の周辺の動きを追いかける。
 
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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く13  
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
「みんなぼっち」の自由
 
感性の大地を耕す18 
北村清彦(北海道大学大学院文学研究科教授)
吉岡健二郎先生を悼む
 
北国生活、それぞれの科学28
姉帯正樹(北海道立衛生研究所食品薬品部薬用資源科長)
南  収(北海道立衛生研究所食品薬品部薬用資源科業務主任)
薬用植物園への誘(いざな)い
 
柏艪舎の香り風4  
中島哲也(柏艪舎編集スタッフ)
「雪中の伝説」から80年―犬橇の英雄たちを思う
 
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山夢春秋93  
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
寒風
 
情報BOX
 「しゃりばり」読者に是非ともお伝えしたい情報を紹介する頁です。今回は「(株)ニトリ」(本社・札幌)が、2月15日に発表した「ニトリ 北海道応援基金」(リポート)と「北海道写真家グループ」(告知リーフレット)について。
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
〜幕末から維新〜光り輝いていたマチ・箱館「HAKODADI」1
 
掲示板 
書評『さっぽろガイアミーティング』
((株)アレフ・編集&発行/05年1月刊/非売品)
 
モノづくりの現場23  
小林三歩(コラムニスト)
高知・料亭中居(妙齢)
 
ぶらりしゃらり83  
轡田隆史(エッセイスト)  
書物としての厚岸のカキ 
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。79  
高橋 f(写真家)  
凄い、偉い
 

 
3月
(No.277)

 

 
河野利明
(写真家)
 
逞しい道産子
 
北海道生まれの人を「どさんこ」と言うが昔は北海道和種馬のことを「道産子」と呼んでいた。蝦夷地時代にやってきた人々は馬を伴い、帰りに放置していったことが、半ば野生化し逞しく生き残ったのが道産馬となった。北海道の開拓に貢献した「道産子」は保存協会の熱心な活動で今も野外で飼育され、種の継続に取り組んでいる。冬は自生のミヤコザサを主食に昔と変わらない厳しい生活をしている。この写真の道産子は何世代で北海道遺産に指定されたのだろうか。(根室市)




特集 内から見る北海道〜先を見通した動きを
 
 内側に居つづけると周囲を詳しく知見できるが、見失うものもある。そこで、外部の目をもつジャーナリストに北海道を見直してもらった。松井氏は、北海道に住んで一年という新鮮な感覚で、吉田氏は取材の過程で感じた地域への違和感をエネルギーに転換することを提言する。さらに、対談で北海道を拠点に全国を視野に入れて事業展開をする若手起業家の今と、銀行が取り組むビジネスマッチングの催事の動きをレポートする。いずれも、先を考えて今を踏み固めたいとするものだ。
 
◆地方を取り囲む構造が変わった
 〜北海道が世界の先頭に立つ時
 松井正憲(日本経済新聞社札幌支社編集部長)

 北海道に初めて赴任した新聞記者の目に入った「北海道」は、どのように映っているのか。アメリカ体験を生かし先進国に見られる時代変化をふまえ、ストレインジャーの視点から、北海道のこれからの歩むべき方向性について考察する。残念ながら残されたチャンスは、数少ない。
 
◆脱「開拓者精神」のすすめ〜北海道を透視する
 吉田浩正(北海道新聞社経済部次長)

 私たちは「北海道の開発」を語る際に必ずつけられる「開拓者精神」という言葉に寄りかかりすぎていないだろうか。北海道地域の経済力が衰退する過程で、その反転する契機の足がかりをどこに確保できるのか。道内各地で動きを起こす人たちの存在や、その動向に詳しい地元新聞のベテラン記者が、本道の開発史を踏まえて処方箋を示す。
 
◆北海道拠点と首都圏展開〜若手起業家の事業
【対談】
 千葉博人     ((株)徳川システム 代表取締役 42歳)
 ほろ(糸晃)岩真二((有)ドリーム大地 代表取締役 38歳)

 北海道にある人的資源、北海道から生産される農産物に光をあてることによって、その制作物・生産物を全国に提供する若手起業家の二人に北海道で取り組む事業を語ってもらった。柔軟な発想に耳を傾けたい。
 
◆北海道産品売り込み商談会の開催とその後 
 しゃりばり編集部

 昨年(2004年)11月11日(木)に開催された北海道で生産、製造された製品をアピールする「第20回インフォメーションバザール」(主催・北洋銀行、協賛・札幌銀行)のその後をバザール事務局関係者に聞いた。


写2005北海道vol.84  
河野利明(写真家)
未来につなぐ北海道遺産
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)  
稲叢の火
 
ロシアの食べ物でロシア語を覚えよう!12<終>  
石塚おさむ(石ころ農場)
ワイン 
 
ロシア縦横無尽7  
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
夏×西北西 ミハイロフスコエ―ドライブ・オブ・ザ・イヤー―
 
和の経済7  
三野耕治(酪農学園大学客員教授)  
匠に学ぶ〜宮嶋望〜人と環境に優しい技術〜
 北海道で取り組まれている「チーズ」生産の現場からこれからの北海道の産業のあり方を考える。それも風土に合う微生物を生かすなどして世界一になる品質を確保した工房のコンセプトに学ぶものである。
  
食品加工の人たち2
北川喨一(小樽市・丸一北川食品(株) 代表取締役会長)
お惣菜の小売りからスタートして80年
 先代の跡を受け継ぎ、今、また次の代に経営を委ねた丸一北川食品鰍フ会長に創業80年の今までを語ってもらう。製造して卸す商品は、佃煮、煮豆、漬物である。
 
若手しゃりばり人15  
中島央敬(「普門エンタープライズ梶v国内企画部主任)
 
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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く12  
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
NHK分社化の案
 
北国生活、それぞれの科学27  
川瀬史郎(北海道立衛生研究所生物科学部主任研究員)
動物モデルを通してヒトの病気を知る
 
柏艪舎の香り風3  
菅谷 誠(イタリア語翻訳家)
辞書を離れて適訳さがし――イタリア語の場合
 
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山夢春秋92  
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
樺(カンバ)の繋り
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
「清隆逍遥」補遺6<終>
 
掲示板 
書評『樺太戦記――個人戦記録』
(丸山重著・東京図書出版会発行/05年1月刊)
 
モノづくりの現場22  
小林三歩(コラムニスト)
沖縄モリ突き愛好家(ほぼ還暦)
 
ぶらりしゃらり82  
轡田隆史(エッセイスト)  
名誉教授のカツ丼ペロリ 
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。78  
高橋 f(写真家)  
何を失い何を得る 
 

 
2月
(No.276)

 

 
石井一弘
(フォトジャーナリスト)
 
羽幌炭鉱の閉山などによって廃止に追い込まれた旧羽幌線は日本海に沿って走っていた。丘陵の陰から今にも列車が姿を現しそうなたたずまいをみせる。国道232号線はオロロンラインとも呼ばれ、天売、焼尻島や遠く利尻島まで望む。風光明媚だが、いったん荒れると地吹雪が車や人を襲う。(留萌支庁苫前町で)




特集 近隣国の産業興し〜ITを中心に
 
 北海道の近くに位置するロシアのシベリア地方にあるノボシビルスク市は、ロシアで3番目に大きい都市である。また、韓国の大田(テジョン)市も同様の規模である。いずれも札幌に似た人口数だが、そこで取り組まれている産業振興の勢いは、世界を市場にするまでになっている。ノボシビルスク市に駐在する新田祐子さんの考察、当会研究員の調査レポート、そして大田市と札幌市のビジネス交流のほか、中国とロシアの国境周辺の調査を続ける岩下明裕教授(北海道大学スラブ研究センター)に最新の現地の状況を語ってもらった。
 
◆発展を続けるノボシビルスク 
 新田祐子

 札幌と姉妹都市であるノボシビルスクという都市をどの程度まで私たちは知っているだろうか。ロシア第3の人口規模(170万人)を誇り、高い知的インフラから生産される機械ほかの輸出製品は、先進国並である。本論は、その現地でIT関係の仕事に就き、日本とのビジネスを展開している新田祐子さんによる現地レポートである。世界を市場にして産業を興しているシベリアの都市の動きは札幌にも参考になるに違いない。
 
◆シベリアにおけるITビジネス
 〜モスクワと地方の機能分担が鍵
 エドアルド・ブラーソフ(HIT情報企画部 研究員)

 北海道の近くに位置するシベリアで、IT企業が急速に進展している。ロシアの現況をウオッチングしつづけている当会のロシア人研究員が報告する(訳・HIT情報企画部)。
 
◆韓国の大田市(テジョン市)と札幌市を結ぶ糸
 しゃりばり編集部

 札幌市・大田市(テジョン市・韓国)の間で「経済交流促進に関する覚書」が2004年2月に調印された。それを受けて、11月半ばに札幌市長が韓国・大田市を訪れ、具体的なビジネス交流の話を進めてきた。この事業が今日にいたるまでにどのような取り組みがあったのかを中心に、国際ビジネスを推進する行政の取り組みについて報告する。取材先は、これまでの経緯に詳しく、現在も事業推進に取り組んでいる札幌市経済局産業振興部産業企画課(町田隆敏課長)である。
 
◆中国の変容を語る
 岩下明裕教授(北海道大学スラブ研究センター)

 本号の特集は北海道の近隣諸国で取り組まれている地域産業の具体的動きを取り上げているが、岩下教授には中国の奥地の様子、そして直近の中ロの領土問題交渉を通して今後の中国観へのヒントを語っていただいた。中国での調査を終えて帰国したばかりの話は新鮮である。


写2005北海道vol.83  
石井一弘(フォトジャーナリスト)
鉄道廃止線見学ツアーが大人気
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)  
二十一世紀的課題
 
ロシアの食べ物でロシア語を覚えよう!11  
石塚おさむ(石ころ農場)
チョコレート 
 
ロシア縦横無尽6  
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
冬×南 ポレーノヴォ ―画家の一生の理想形?― 
 
和の経済6  
三野耕治(酪農学園大学客員教授)  
伝統に学ぶ〜和のスローフードを〜
 アメリカが国を挙げて食と健康の関係について調査した有名なマクガバン報告が、高い評価を与えたのは日本食だった。それには、精進料理として東洋の味覚、日本古来の医方である「和方」が息づいている。地域にあった歴史、風土、特性を生かすことが地域ブランド確立の道でもあると提唱する。
 
食品加工の人たち1
 食糧の生産基地である北海道で「食品加工」の世界で活躍中の方、活躍した方、活躍しようとしている方々を訪ね歩く。
田中正臣(苫小牧市・(株)大和屋食品 取締役会長)
豆腐造りから食品卸、そして漬物
 20代で入った食品製造の世界。戦後の経済復興に歩調を合わせるかのように事業を発展させてきた創業者の話は、道産子に相応しい開拓者精神にあふれるものでもある。
 
若手しゃりばり人14  
千葉博人(「鞄ソ川システム」代表取締役)
 
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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く11  
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
市場の経済倫理
 
感性の大地を耕す17  
北村清彦(北海道大学大学院文学研究科教授)
北海道におけるアートツーリズムの可能性
 
北国生活、それぞれの科学26  
木村浩一(北海道立衛生研究所微生物部細菌科長・医学博士)
恐怖のボツリヌス中毒
 
柏艪舎の香り風2  
山中朝晶((株)柏艪舎スタッフ)
欧州放浪顛末記
 
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山夢春秋91  
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)薪ストーブ
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
「清隆逍遥」補遺5
 
掲示板 
書評『てつびん物語――阪神・淡路大震災 ある被災者の記録』
(奥野安彦・写真、土方正志・文/偕成社発行/04年12月刊)
 
モノづくりの現場21  
小林三歩(コラムニスト)
繁華街・駐車場管理者
 
ぶらりしゃらり81  
轡田隆史(エッセイスト)  
ああ旅にしあれば涙して 
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。77  
高橋 f(写真家)  
生死事大
 

 
1月
(No.275)

 

 
河野利明
(写真家)
 
夜明けの大樹
 
十勝川のほとりで朝日に目覚め、深呼吸する樹齢140年のハルニレ。開拓の歴史を年輪に刻み、四季それぞれの表情で、人々に優しく語りかける。北の大地でおおらかに力強く生きる姿は、旅人の心を癒し元気を与える。なんとも不思議な魅力を秘めた巨木だ。(豊頃町)




特集 北海道発信を目指す〜技術・研究・人材
 
 北海道のエネルギーを中心にその可能性を求めて行動を積み重ねてきた人たち、北海道に拠点を構えて世界の先端学問、先端技術と競う研究者たち、そして、北海道の将来は「人材育成」にあると考え「私塾」形式で活動しつづける人、活動し始めた人、さらに人材の登用に冴えを発揮した地域縁(ゆかり)の先達への着目……いずれも地域を大切にする人たちの行動であり考察である。
 
◆新春鼎談 エネルギー技術の継承・発展と人材育成
【鼎談者】
 若松幹人((株)若松 代表取締役)
 柿沼博彦(北海道旅客鉄道(株)
      代表取締役専務・鉄道事業本部長)
 田村修二((有)フィールドテクノロジー研究室 代表取締役)

 21世紀は環境とエネルギーの調和の時代と言われるが、その基礎として、北海道におけるエネルギー技術の話を中心に技術者の育成まで、現場実務に明るい3人による話し合いは、今後の北海道を活性化させるための戦略の具体的指針を与えるものである。
 
◆世界の先端と競う「糖鎖」研究
 〜西村紳一郎教授が語る「北の最先端研究事情」

 超が付くほど多忙な糖鎖工学研究の世界的第一人者である西村紳一郎教授(北大大学院理学研究科)を訪ねた。研究室は「北海道大学 次世代ポストゲノム研究棟」の6階にある。
 西村教授のお話を紹介する前に「次世代ポストゲノム」「糖鎖工学」という言葉の説明を最初にしておかなければ一般読者には西村教授の話も理解しにくいと思われるので、資料を頼りに少しこの新しい研究領域について解説を試みる。
 すでに初歩的な知識をお持ちの方は、T、Uを飛ばしてV(@〜D)の西村教授のインタビュー部分からお読みいただきたい。
 
◆IT農業を目指す
 〜野口伸教授が語る北海道農業の潜在力

 北海道の基幹産業の一つである「農業」を支える科学技術の進展が目覚しい。そのなかでも農地環境や食糧生産に大きな変革をもたらすと期待されている[Vehicle](車両、飛行体などの移動体)研究の第一人者の野口伸教授(北大大学院農学研究科)に以下のことを聞いた。
 
◆北海道の企業家と歩む
 小田全宏(NPO法人日本政策フロンティア理事長)

 北海道の企業家を支援する目的の取り組みが「民」から始まった。その活動の一翼を担っている「北海道フロンティア・カレッジ」の塾頭を引き受けている小田全宏(45歳)さんを、セミナー会場に訪ねた。
 
◆西部塾の裏方を務めて〜事務局長の九年
 沢田栄一(歯科医・「札幌『発言者』塾」事務局長)

 『発言者』という月刊誌が創刊されて10年が経つ。保守思想を練磨し普及させるオピニオン誌としてつとに有名である。主幹は西部邁氏。氏は北海道出身の元・東大教授でもあり、北海道に寄せる思いは熱い。その熱風を受け止める「札幌『発言者』塾」の姿を沢田事務局長にお聞きした。文中の肩書きは発表当時のもの。
 
◆学生を鍛える北海道塾
 江口 彰((有)コミューナルネット代表取締役)

  時代の転換期と思われる明治維新、太平洋戦争敗戦後の復興に大活躍をしたのは、当時の20代、30代の若者たちだった。そうした歴史を見直すならば、現代を生きている20代、30代はどのように時代と向き合っているのか、向き合うべきなのかを29歳の筆者の実践を通して語る。
 
◆次の社会を準備した人たち〜今の中国、過去の北海道・札幌
 岩井美喜夫(札幌公共経営研究会 会員)

 柔軟な新世代に将来の可能性を覚える筆者が、経済を急成長させる中国を反面教師にする歴史視点から、北海道、札幌の歴史に深くかかわった黒田清隆、原田與作を取り上げる。時代を動かすのは「戦術」と「戦略」の区別ができる人材ということになる。


写2005北海道vol.82  
河野利明(写真家)
大道芸が街に笑いと福を招く
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)  
義務教育・社会保険・公共投資
 
ロシアの食べ物でロシア語を覚えよう!10  
石塚おさむ(石ころ農場)
アイスクリーム 
 
ロシア縦横無尽5  
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
冬×北北西 シャーフマトヴォ―ロシアの夏と冬― 
 
和の経済5  
三野耕治(酪農学園大学客員教授)  
自然に学ぶ〜素材〜
 日本にあった大昔の自然素材を生かした技術が見直されている。近代技術にはない長所が、現代に生かされ始めている。漆、木、和紙はいうに及ばず、桑、藍、大麻などからの開発も進んでいる。その動向についての報告と今後の方向性を提言する。
  
若手しゃりばり人13
鈴木善人(「(株)リープス」代表取締役)
 
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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く10  
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
アイヌ共有財産問題を考える
 
北国生活、それぞれの科学25  
桂 英二(北海道立衛生研究所健康科学部健康増進科長)
肥満
 
柏艪舎の香り風1  
山本光伸((株)柏艪舎代表)
『ゴットファーザー』翻訳家が北海道で起業する
 
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山夢春秋90  
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)  
米の担屋
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
「清隆逍遥」補遺4
 
掲示板 
書評『NPOが北海道を変えた。――道州制と市民自治へのチャレンジ』
(編集工房NODE[編]/インテリジェント・リンク発行/04年11月刊)
 
モノづくりの現場20  
小林三歩(コラムニスト)
脱サラ立ち食いソバ屋(開店準備中)
 
ぶらりしゃらり80  
轡田隆史(エッセイスト)  
石ころと枯れ枝と賢治と 
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。76  
高橋 f(写真家)  
昔、男がいた
 



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