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12月
(No.298)

 

 

河野利明
(写真家)
 
初冬の麦畑…収穫を終えた大地が雪のふとんで眠りに就く頃、秋まき小麦は、早くも春を招いているかのようだ。丘陵地に植えられた麦は、来春6月頃に穂が出て、7月には黄金色に輝き、8月上旬までに刈り取られる。北海道で麦が栽培されたのは、明治初期、開拓使が奨励したのが功を奏し、今や全国一の小麦産地となった。パン、菓子、麺類、味噌、醤油、ビールと用途は多様。特に最近注目されている初冬に種を植える「ハルユタカ」は、ホームベーカリー派にも引っ張りだこの人気だ。また、道産小麦を100%使ったパン、麺、うどんの店が増えてきたのは嬉しいことだ。道産麦の美味しさと、モチーフを提供してくれた麦畑に感謝。(美瑛町)




特集 地方財政と北海道

 かねてささやかれていた地方自治体の破たん問題。ここに至るまで進行してきた「病状の悪化」は、いったい何が主要因なのか、そしてその解決策をどのように採るべきなのか。全国の地方自治体の財政事情にも明るい北海道大学の宮脇淳教授に、今後の取りうるべき政策について語っていただいた。そして、東京から北海道へ赴任とほぼ同時期にこの問題に突き当たった新聞記者の目に映った北海道を論じてもらう。さらに、地方債という金融商品を冷静に評価するとどうなるのかを中心に小樽商科大学の斎藤一朗助教授に考察いただく。

◆地方自治体破綻の経緯と今後を考える
 〜宮脇淳北大教授に聞く しゃりばり編集部
 私たちは、財政再建に取り組むにもその姿勢がまず問われることを、最初に知っておくべきだ、という警告。先行事例としての「赤池町」「大牟田市」を参考にしながら、夕張及びそれに続くかもしれない各地方自治体は、自分たちの手で再建の道を歩むために今後どのような道のりを想定しておくべきなのか、苦くても「良薬」を求めることの勧め。
 
◆北海道の現実を映す夕張
 有田浩子(毎日新聞社 報道部記者)

 北海道経済に対する冷静な評価と淡い期待を抱いて東京からやってきた新聞記者にとって、この半年の北海道行政の姿と夕張市の動きから見えてくる住民、道民の動きは、戸惑いを覚えるものだった。今回はあえて異邦人の目で北海道の現状をスケッチしてもらった。

◆北海道の財政運営とその持続可能性
 齋藤一朗(小樽商科大学大学院商学研究科
      アントレプレナーシップ専攻 助教授)
 道の財政運営は、果たして持続可能か? 財政再建団体への転落を回避するために「維持」される実質収支(当該年度に属する収入と支出の実質的な差額)の黒字と、その裏側で進行する健全性の毀損。枯渇する基金や累積する道債残高……。道財政の決算状況から財政危機の実相にアプローチする。


写2006北海道vol.105
石井一弘(フォトジャーナリスト)
緊迫する海峡 
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)
ストレス社会

ロシア縦横無尽28
池田正弘(社団法人ロシアNIS貿易会・モスクワ事務所長)
中央アジア その2 ―ウズベキスタン、シルクロードのオアシス―

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北海道大学スラブ研究センター公開講座3
多様性と可能性のコーカサス:民族紛争を超えて

◆ロシアのイスラーム政治とダゲスタンのスーフィズム
 松里公孝(北海道大学スラブ研究センター教授)

◆コーカサス・ダンスとディアスポラ(トルコの例)
 松本奈穂子(東京外国語大学非常勤講師)

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「食」と「教育」5
畠山 忠(札幌市立東苗穂小学校教諭)
食の安全と食料自給率
 子どもも親も好きな「ミートボール」も製造の舞台裏を知ると、現代の食品産業の問題点が浮かび上がる。学校給食がかろうじて食の安全・安心の防波堤の役割を果たしているが、「食料は兵器」と考える国の存在も知っておく必要がある。
  
科学技術コミュニケーター虎の穴12
・科学技術なんて関係ない?―STSとの出会い―
 岡橋 毅(CoSTEP・特任助手)
 交換留学先のオランダで体験した「科学技術」と「社会的背景」が織り成す人間生活、その歴史への影響は、筆者にとって新しい気付きだった。その異分野間の壁に風穴を開ける意義を体験的に考察する。
・「鳶飛魚躍」欄
 立場が変わって気づいたサイエンスコミュニケーション
 一星 礼(CoSTEP2期生/北海道大学職員)
 
 
若手しゃりばり人36
稲津幸宏(御菓子司 松屋 専務取締役)

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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く33
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
ギークスの台頭

感性の大地を耕す27
北村清彦(北海道大学大学院文学研究科教授)
公園の過去・現在・未来(3)
−北京のイサム・ノグチ

北国生活、それぞれの科学48
岡野素彦(北海道立衛生研究所感染症センター微生物部長)
ヘルペスウイルスってなんでしょう?

続・柏艪舎の香り風12
青山万里子(柏艪舎編集部)
凍(しば)れるいのち

研究室に棲む生き物たち3
遠藤哲也(北海道大学大学院・理学研究院・
     21世紀COEプログラム研究員)
最強の実験動物―ショウジョウバエ―

北海道の地名アラカルト8
本多貢(北海道の地名の会)
地域の名前で出ています
 
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山夢春秋113
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
第三の生物
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
〜幕末から維新〜光り輝いていたマチ・箱館「HAKODADI」21<終>
 
掲示板 
書評『下流喰い――消費者金融の実態』
(須田慎一郎著/ちくま新書/2006年9月刊)
 
バックナンバー目次
 
モノづくりの現場43
小林三歩(コラムニスト)
スーパーマーケットの達人
 
ぶらりしゃらり103
轡田隆史(エッセイスト)  
お蔵にしまわれた世界史
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。99
高橋 f(写真家)  
秋の夜は更けて
 

   
11月
(No.297)

 

 

河野利明
(写真家)
 
秋サケ漁…北海道生まれのサケが故郷の川を目指し4年ぶりに戻ってきた。夜明け前から出漁した海の男たちが力強く網をたぐる。今日の漁を占う、緊張の一瞬だ。網の引きを確かめた男たちの下から体長60センチほどに育った銀色に輝くサケが激しく水しぶきを上げる。大漁を祝う嬉しそうな掛け声が一段と高まり、数箇所の網をたぐると船一杯になった。今年も新鮮なサケを使って石狩鍋、ステーキ、塩焼き、すじ子などなど北国の味覚を楽しめそうだ。(石狩市・厚田)




特集 IT革命は、どのように進化中か?

 情報技術の急速な発展ぶりに「ムーアの法則」とか「ドッグ・イヤー」と言われ続けてきた結果が、今日の「Web2.0」時代に到達している。この進化の恩恵を蒙るにしても、私たち自身の生活がどうなるのか、ITの今を把握しておきたい。そこで、この世界でビジネスをしている人たちの声、将来展望などを寄せてもらった。

◆進化するITの牽引は、札幌でもできる!
 しゃりばり編集部
 マスコミを賑わす「Web2.0」という言葉の実態を探ろうと、「(株)ディーボ」の藤沢社長を訪ねた。手元にある11年前の小誌156号(1995年2月号)特集は、「情報通信と時代の変化」というタイトルだ。情報通信の業界の今はどうなっているのか。ちょうど、札幌に移り住んで11年間、IT系の仕事をしてきて、昨年(2005年)6月に札幌で起業した「潟fィーボ」の業務から今のIT業界の一端を見る。
 
◆ウェブの変化はここまで来た
 〜有住嘉暢氏(ビットワレット(株))に聞く
 しゃりばり編集部

 日本の経済成長期と消費の関係をとらえながら、現在の進化する情報機器事業の現場に立つ有住氏にいくつかの質問をさせてもらった。情報機器がユーザーサイドに立った開発によって、今後、どのような社会生活になっていくのか興味深い回答の数々。

◆ウェブの変化と私たちの生活変化
 河田恭裕(イース(株) 執行役員
      セールス・ストラテジー シニアマネジャー)
 放送と通信の進化が生み出す新しいビジネスの創造。その両者の結びつきが、どのような背景をもってもたらされたものなのか、その源流を知ることで、新時代の方向性、進化の速度を推し量ることができる。豊かな未来を切り拓くか否かは、「Web2.0の善人」と「コンテンツ・ビジネスの定着」が国民的な基盤として成立するかどうかなのかもしれない。

◆クリエイターとして感じるIT業界の進化
 〜ソフトエンジニアの伊藤仁智氏(27歳)に聞く
 しゃりばり編集部

 マーケットが注目する商品開発に就いているソフトエンジニアが、どのような選択をしながら、今日の仕事をするようになったのか、北海道にも役立つヒントを質問に応える形で語ってもらった。


写2006北海道vol.104
野口隆史(フォトジャーナリスト)
古民家の残る中心街 
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)
安倍政権発足

ロシア縦横無尽27
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
秋×南東 中央アジア―カザフスタン、その新旧の首都―

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北海道大学スラブ研究センター公開講座2
多様性と可能性のコーカサス:民族紛争を超えて

◆野戦軍司令官からジャマーアト・アミールへ
 北川誠一(東北大学教授大学院国際文化研究科教授)

◆中央アジアとコーカサス:近くて遠い隣人?
 宇山智彦(北海道大学スラブ研究センター助教授)

◆コーカサス史の転回
 〜歴史における「辺境」と「中心」〜
 前田弘毅 (北海道大学スラブ研究センター講師)

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「食」と「教育」4
畠山 忠(札幌市立東苗穂小学校教諭)
朝食と子どもたち
 朝食の重要性を挙げるといくつもの要因が並ぶ。まず、朝の体にスイッチを入れることに始まり、エネルギー源の糖の供給などなど一日のリズムを作ることは、そのまま人間生活の基盤を形成することでもある。
  
科学技術コミュニケーター虎の穴11
・原子力発電所問題の1日現地調査(後半)
 隈本邦彦(CoSTEP・特任教授)
 前号に続いての原発現場の報告。そして、地元で原発反対運動を30年近く続けている方の説明を受けた報告も。そこには科学技術の問題とは別に原発がもたらす地域の富をめぐる人間社会の問題も出てくる。科学の発展と社会の動きは密接に繋がっている。
・「鳶飛魚躍」欄
 担い手の自覚、受け手の自覚
 伊藤恭子(CoSTEP2期生/北海道大学職員)
 
 
若手しゃりばり人35
松田 晃(ピッチャーガエシ経営)

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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く32
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
9.11事件から5年後の不自由社会

北国生活、それぞれの科学47
西村一彦(北海道立衛生研究所健康科学部健康増進科)
冬に向けての運動の提案「ノルディック・ウォーキングのすすめ」

続・柏艪舎の香り風11
熊木信太郎(柏艪舎営業部)
柏艪舎への道

研究室に棲む生き物たち2
遠藤哲也(北海道大学大学院・理学研究院・
     21世紀COEプログラム研究員)
目指せ世界標準―メダカ―

北海道の地名アラカルト7
本多貢(北海道の地名の会)
吉里吉里人はアイヌ
 
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山夢春秋112
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
ネームプレート
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
〜幕末から維新〜光り輝いていたマチ・箱館「HAKODADI」20
 
掲示板 
書評『グーグル・アマゾン化する社会』
(森健著/光文社新書)
 
モノづくりの現場42
小林三歩(コラムニスト)
北海道物産展2006
 
ぶらりしゃらり102
轡田隆史(エッセイスト)  
湯豆腐つつける美しい国
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。98
高橋 f(写真家)  
外道畜生
 

 
10月
(No.296)

 

 

河野利明
(写真家)
 
雪の大雪連山と稲刈り…収穫が始まる時期に雪景色が見れるとは、いかにも北海道的な光景。初冠雪に急かされるように、熟した稲穂をエンジン音も軽やかなコンバインが刈り取っていった。春の低温と日照不足で作柄が心配されたが夏場の好天が出来秋を支えたようだ。撮影をしていると農家の主婦から鎌で刈った10本ほどの稲をいただいた。笑顔から収穫の喜びが伝わってきた。生け花にして収穫の秋を楽しんだ。




特集【北海道航空物流促進フォーラム記録】
   航空貨物の現状と北海道の課題
   〜航空貨物を活用した地域戦略〜

 7月19日に札幌で開催された「北海道航空物流促進フォーラム」の詳細記録である。航空貨物物流の世界の傾向、そして日本国内の推移などなど、各分野のプロ達が自らの体験、研究結果、そして事業展開の細かなところまで、北海道地域の将来を考えて発言する。フォーラム実行委員会の内田委員長をはじめ、どの講演者からも、そして会場からの発言からもリアリティのある内容だったとの参加者の声が多く聞かれたフォーラムであった。また、航空物流に関する道内5千社へのアンケート結果も報告する。

◆フォーラム実行委員長開会挨拶
 内田和男(北海道大学大学院経済学研究科教授)

 
◆我が国における航空貨物の動向 
 田中宏和(国土交通省航空局監理部
      総務課航空企画調査室係長)

 わが国の航空行政の中心で仕事をする田中氏の講演は、世界との比較、そして国内の業界の動きなどをデータに基づきながら、将来を展望するもので、今後の北海道を考える上で貴重なものである。

◆北海道における物流の課題と可能性
 田村 亨(室蘭工業大学工学部建設システム工学科教授)

 北海道の発展を図るためのヒントを国外、国内の事例から説く、田村氏の講演記録。そこには北海道を大切にしたい「行動する大学人」の気持ちが溢れている。

◆北九州空港を活用した物流戦略
 富増健次(北九州市港湾空港局空港企画室室長)

 今年誕生したばかりの北九州空港。その準備段階から今日の就航までの動きを当事者が語る。飛行機を使った物流時代を先取りする政策とその実行は、従来の行政マンを超える勢いを伝えてくれる。

◆パネルディスカッション
 パネラー 小笠原航(株式会社小笠原商店専務取締役)
      田中宏和(国土交通省航空局監理部
           総務課航空企画調査室係長)
      富増健次(北九州市港湾空港局空港企画室室長)
 コーディネーター
      田村 亨(室蘭工業大学工学部建設システム工学科教授)

 前半の講演を引きついだパネルディスカッションは、時代の変化とビジネス現場を熟知する方々による白熱した議論が展開された。北海道がまだまだ可能性を秘めていることと、それを実現化させるための作業開始への出発点になる内容である。

◆航空物流に関する企業アンケートから
 HIT

 北海道内企業が航空物流に対してどのような意向を持ち、どのような利用をしているのかなどを把握するために行った5000社へのアンケート調査(回収率・66%)結果をご報告します。ご協力いただいた関係者にお礼を申し上げます。


写2006北海道vol.103
阿部重宣(フォトジャーナリスト)
盤渓の糸鋸職人 
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)
甲子園の熱闘が教えるもの

ロシア縦横無尽26
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
収容所群島―薄れ行くソ連時代の記憶―

「食」と「教育」3
畠山 忠(札幌市立東苗穂小学校教諭)
学校給食の変遷の背景
 栄養学の発展が解決した問題には「脚気」の克服が有名だが、1977年のアメリカの調査で「日本食」が見直されたことは、欧米の食事を取り入れていたわれわれには皮肉なものだった。そして「箸」の使えない日本の子どもが増えているのも由々しき事態だ。
  
科学技術コミュニケーター虎の穴10
・原子力発電所問題の1日現地調査(前半)
 隈本邦彦(CoSTEP・特任教授)
 2006年8月24日CoSTEP主催で、北海道電力泊発電所の現地調査を行った。受講生、修了生、応援団員(教育活動を支援する市民ボランティア)、教員のあわせて15人が参加した。コーディネート役を務めた隈本邦彦特任教授が2回にわたって報告する。
・「鳶飛魚躍」欄
 フィルム写真を求める大学写真部員の声
 宮本朋美(CoSTEP2期生/北海道大学大学院生)
 
若手しゃりばり人34
三宅展世(歯科衛生士/歯科オムニデンティックスJRタワー勤務)

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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く31
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
ベーシック・インカムと生活保護

北国生活、それぞれの科学46
田沢悌二郎(北海道立衛生研究所食品薬品部食品保健科長)
畜水産食品と動物用医薬品・飼料添加物

続・柏艪舎の香り風10
山本哲平(柏艪舎製作部)
北海道の宝

<新>研究室に棲む生き物たち1
遠藤哲也(北海道大学大学院・理学研究院・
     21世紀COEプログラム研究員)
子どもっぽいけど、本当は大人―アホロートル―

北海道の地名アラカルト6
本多貢(北海道の地名の会)
漢字は読みにくいけれど
 
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山夢春秋111
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
八の沢カール
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
〜幕末から維新〜光り輝いていたマチ・箱館「HAKODADI」19
 
掲示板 
書評『「ガン呪縛」を解く――千島学説パワー』
(稲田芳弘著/(株)Eco・クリエイティブ発行/06年6月刊)
 
モノづくりの現場41
小林三歩(コラムニスト)
06年 オトナの楽器教室
 
ぶらりしゃらり101
轡田隆史(エッセイスト)  
発見の源は銭湯にあり
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。97
高橋 f(写真家)  
えとらんぜ
 


9月
(No.295)

 

 

河野利明
(写真家)
 
四季彩の丘…雄大な十勝連峰を背景に季節ごとにさまざまな色合いを見せる花畑。30数種類20万本の花が6月から10月下旬まで丘を彩り、訪れる人々の目を楽しませ、歓喜を誘う。ジャガイモやアスパラなどの農作物を栽培していた畑を5年前にその一部を花畑に変えた。花の香りが漂い、見晴らしのいいこの地に立つと日常の喧騒から開放されて身も心もリフレッシュ。美瑛町にまた新たな観光スポットが誕生した。




特集 21世紀のロシアと付き合う基礎知識

 原油高騰の追い風もあってロシアの復活ぶりが目立つ。同時に「日本頼るに値せず」の気運も強まっている、と国際会議などでロシアと接触するエコノミストの発言もある。急激な変貌を遂げるロシアの内情を歴史観に裏付けられた河東哲夫氏の分析、現在、同国で生活する池田正弘氏の観察を寄稿していただき、かつての頚木から解き放たれたカザフスタンの直近の様子を田村修二氏に語っていただいた。

◆ユーラシア情勢は「複雑系化」――ロシアの再台頭
 河東哲夫(日本政策投資銀行
      設備投資研究所上席主任研究員)

 本稿は、ロシア公使なども務めた筆者が、6月のNHK教育テレビ「視点・論点」に出演して話されたことを基本に最新のロシア・サミット後の考察を加筆したものである。テレビでのタイトルは「ロシアの再台頭?」であった。最近の強気になってきたロシアについての話題は事欠かないが、事はロシアだけにとどまらず、最近の国際情勢には頭を柔軟にして臨むことを説く。

◆ロシアを読み解く数式
 池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会モスクワ事務所長
      在モスクワ日本商工会事務局長)

 大きな国であり、歴史でも厚い層を成している国であり、最近は急激な変化を見せている国、ロシア。その国に深く根をおろしてビジネスを中心に活躍する池田氏にロシア理解の手順を示していただいた。

◆カザフスタンで活きる北海道の産業クラスターの経験
 田村修二((有)フィールドテクノロジー研究室代表)

 北海道の経験を国際協力にという目的でカザフスタンで産業クラスターの調査を行ってきた(第1回調査:2006年7月10日〜7月20日)調査団代表の田村修二氏に現地の最新の様子をお聞きした。

特別取材 続々・今冬の灯油はどうなる?

 夏の真っ盛りとも言える時期に、冬の心配をしなければならない北海道のエネルギー事情。前々号、前号に続く「原油高騰」による北海道の経済活動への影響を業界の方々に語っていただいた。

◆灯油・軽油を販売する立場で
〜北海道石油業協同組合連合会々長
 杉澤達史氏 訪問の記  しゃりばり編集部

 札幌で今夏一番という暑い日に中和石油竃{社(札幌市中央区)を訪ねた。同社の先代社長は昭和45年から昭和54年まで全国石油協会副会長、北海道石油業協同組合連合会会長の要職を務めた。そして現社長の杉澤達史氏もまた平成14年から同職を務めている。業界をよく知る立場からの話は、興味深い内容ばかりだった。

◆「燃油価格の高騰」と漁協
 しゃりばり編集部

 北海道の主力産業の一つ、漁業も原油高の高波を受けている。その実情を北海道漁業協同組合連合会の購買部の方が語る。米田哲朗部長と折戸俊文部長代理が取材に応じてくださった。漁協がかつてないグローバル化する世界経済という困難な時代に取り組む努力がどのようなものであるのか、その一端を報告する。


写2006北海道vol.102
野口隆史(フォトジャーナリスト)
北海道はアマチュア・オーケストラが盛ん 
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)
魯迅と毛沢東

ロシア縦横無尽25
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
夏×東 トムスク―シベリアで最も美しい町―

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北海道大学スラブ研究センター公開講座1
多様性と可能性のコーカサス:民族紛争を超えて

◆コーカサスをめぐる国際政治
 :求められるバランス外交
 廣瀬陽子(東京外国語大学大学院地域文化研究科講師)

◆「コーカサスの虜」たち
 :ロシア文学に表れたコーカサスのイメージ
 中村唯史(山形大学人文学部 助教授)

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「食」と「教育」2
畠山 忠(札幌市立東苗穂小学校教諭)
学校給食の変遷
 学校生活における「食」の時間にまつわる楽しい思い出、指導の名の下に嫌いな食べ物に苦戦した思い出を持つ人も少なくないだろう。今回は、学校給食の移り変わりを概観。
  
科学技術コミュニケーター虎の穴9
 石狩郡厚田村『えい・あい館』には、岩波映画が収蔵されている。中谷宇吉郎も関わった貴重な科学映画がふるさと北海道に戻ったのは、どういった経緯だろうか。科学と社会を結ぶフィルムが回り始める。
・科学映画と北海道人脈
 杉山滋郎(CoSTEP・代表/
      北海道大学大学院理学研究科・教授)
・「鳶飛魚躍」欄
 「防犯」グッズの効果
 大塚 健(CoSTEP2期生/会社員)
 
若手しゃりばり人33
小倉恵一(北海道教育大学大学院生)

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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く30
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
ひびきの村にて響き合う

北国生活、それぞれの科学45
泉 敏彦(北海道立衛生研究所健康科学部飲料水衛生科研究主査)
クリプトスポリジウムについて

続・柏艪舎の香り風9
山本恭平(柏艪舎編集部)
これぞ「男の世界」

北海道の地名アラカルト5
本多貢(北海道の地名の会)
あの世
 
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情報BOX 篠路高校図書館講座「図書館で知ろう」2006・秋の章

山夢春秋110
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
小説「氷壁」のその後
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
〜幕末から維新〜光り輝いていたマチ・箱館「HAKODADI」18
 
掲示板 
書評『ドリームボックス―殺されてゆくペットたち』
(小林照幸著/毎日新聞社/2006年6月刊)
 
モノづくりの現場40
小林三歩(コラムニスト)
新規開店フィットネスクラブ・女性インストラクター
 
ぶらりしゃらり100
轡田隆史(エッセイスト)  
おおらかな大仏さんよ!
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。96
高橋 f(写真家)  
ただ同然

 


8月
(No.294)

 

 

河野利明
(写真家)
 
エルフィンロード…札幌と北広島を結ぶサイクリングロード(道道札幌恵庭自転車線)の名称は、一般公募で北広島市の象徴「エルフィン(妖精)」から命名された。旧国鉄の千歳線跡を利用した自転車道は道幅も広く高低差も少ない。緩やかなカーブは心地良く、森林浴を楽しみながら何処までも行きたくなる。サイクリング、ジョギング、散歩、マラソン大会、冬は歩くスキーで賑わう。自転車道は、JR恵庭駅まで延長する計画もあり楽しみだ。




特集 教育機会と家族という資源

 「格差社会」という言葉が、強く意識されだした現代日本。そのような社会を生み出す背景に何があるのか? 家族と経済、経済と社会という視点から「教育」に着目をしてそれぞれの専門家が対談する。また、女性医師を育んだ家庭の教育力について、女性医師史を編纂したライターが語る。趣を変え、もう一篇は余熱残るサッカーから日本の教育が求められているものをワールドカップに出場した選手たちと同世代の若手が考察する。
 
◆対談 教育の機会平等が崩れる〜家族資源に着目すると
 青木 紀(北海道大学大学院教育学研究科教授)
 高井哲彦(北海道大学大学院経済学研究科助教授)

「現代日本の『見えない』貧困――生活保護受給母子世帯の現実」(明石書店・2003年刊)の編著者である教育学の青木教授と、日本や欧州で貧困地域の定点観測をされてきた経済学の高井助教授が、現代日本の教育がおかれている経済的条件を家族という視点から語り合う。
 
◆戦前の女子医専に学んだ方たちの家庭
 〜女性医師たちの聞き書きを行ったライター(北室かず子)に聞く
 しゃりばり編集部
 
戦前に女性医師の道を選んだ方たちを5年間にわたって聞き書きしてきた編纂委員会スタッフの一人でライターの北室さんに取材過程で見えてきた女医さんを育てた教育環境、その方たちがつくった家庭などについて、垣間見えてきたことをお聞きした。

◆ジーコにマネブ〜日本の未来の“ヒト”づくりへの旅
 佐藤寛晃(ライフレッスンズ・ジャパン 代表)

 世界をわかせたFIFAドイツワールドカップ。日本チームを育てたジーコ監督が、選手たちに求めたプレーから、未来の人材育成のヒントを発見する。そこには、スポーツを通した人間理解と時代理解に基づく教育に対する新しい視点がある。

特別取材 続・今冬の灯油はどうなる?

 前号で「今冬の灯油はどうなる?」ということで、北海道経済部産業立地推進局資源エネルギー課、北海道経済産業局資源エネルギー課石油課に出向いて話を聞いてきたが、今号ではより消費サイドに近い「生協」と「トラック業界」の今冬への対策を聞く第2弾。

・北海道生活協同組合連合会 木村邦弘 事務局長に聞く
 北海道の生協と灯油
 しゃりばり編集部

 消費者団体の一つでもあり、大規模なネットワーク化を図りながら道内で事業を繰り広げている生活協同組合には全道世帯の過半数を超える組合員が加入している。その連合体も今年は創立50周年。その連合会事務局長、木村氏に「灯油問題」を聞いた。
 
・(社)北海道トラック協会 岡本秀太郎 業務部長を訪ねる
 北海道のトラック業界から原油価格高騰を語れば……
 しゃりばり編集部

 原油から精製される灯油の値上がりは、そのまま「軽油」でも同じことが起こる。運送業にとっての「軽油」は、日々、消費する燃料である。「トラック」業界における昨今の燃料費高騰は、どのような影響を業界に与えているのか、「(社)北海道トラック協会」の岡本業務部長に実情を伺った。

写2006北海道vol.101
河野利明(写真家)
自然を満喫 エルフィンロード
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)
中国紀行

ロシア縦横無尽24
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
夏×北 ヴィシュニイ・ヴォロチョーク―水の国ロシア―

<新>「食」と「教育」1
畠山 忠(札幌市立東苗穂小学校教諭)
「いただきます」の心〜あいさつは教育の柱〜
 日々、子どもたちと接する学校のベテラン先生が教室の内外の風景とその向こうに見える社会をスケッチする。その第1回。
  
科学技術コミュニケーター虎の穴8
 宇宙を身近なものにするロケットが、北海道で開発されている。しかも、そこには地域のいろいろな方たちの開発への支援、協力があることも今回の「第7回サイエンス・カフェ」報告で見えてくる。地域社会と結びつく科学技術の見本でもある。
・北海道のCAMUI(カムイ)ロケット
 宮入 隆(北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット
      ・学術研究員)
・「鳶飛魚躍」欄
 企業人にとっての科学コミュニケーション
 ―リスク・コミュニケーションの重要性
 立花浩司(CoSTEP受講生・シグマアルドリッチジャパン(株))
 
若手しゃりばり人32
高橋 亘(「ゆりや商店」代表)

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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く29
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
一罰百戒の倫理的資本主義
 
感性の大地を耕す26
北村清彦(北海道大学大学院文学研究科教授)
公園の過去・現在・未来(2)
 
北国生活、それぞれの科学44
清水俊一(北海道立衛生研究所微生物部食品微生物科長)
魚介類と腸炎ビブリオ

続・柏艪舎の香り風8
飛田未来子(柏艪舎編集部)
今も燦然と輝く“桐野星”

北海道の地名アラカルト4
本多貢(北海道の地名の会)
黒川異聞
 
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山夢春秋109
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
仄仄山道
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
〜幕末から維新〜光り輝いていたマチ・箱館「HAKODADI」17
 
掲示板 
書評『100分でわかる! 為替相場・巨額の頭脳戦』
(NHKスペシャル「同時3点ドキュメント」取材班/NHK出版/2006年4月刊)
 
モノづくりの現場39
小林三歩(コラムニスト)
弁当健康法実践会社員
 
ぶらりしゃらり99
轡田隆史(エッセイスト)  
「蹴る力」こそサッカー
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。95
高橋 f(写真家)  
見利き、見巧者

 


7月
(No.293)

 

 

石井一弘
(フォトジャーナリスト) 
 
十勝岳(後方中央で噴煙を上げている)の噴火による大正泥流は一瞬にして田畑を埋め尽くした。中央高くなっている鉄道線路を捲り上げるように流れ込んだ。今、そんなことが信じられないほど美田は蘇り、田植えが行われていた。(5月25日、上富良野町草分)




特集 健康産業と北海道産素材と技術

 誰もが健康でありたいと願う。では、そのためにどのような生活を心がけるかは、人それぞれの考えや習慣によって千差万別である。そこで、本特集では、健康を増進させるための北海道産素材を活かしながら、事業展開をする地場企業2社を訪ねた。また、より安全な道民生活を支えるための研究を続けている道立衛生研究所の研究員の方々の声もお届けする。
 
◆香りを活かす特許技術で世界に挑む
 〜岩見沢のネイチャーテクノロジー鰍ノ注目したい!
 しゃりばり編集部

 6年前に北海道・岩見沢市に進出してきたバイオ系企業の「ネイチャーテクノロジー(株)」は、その後も順調に業績も、会社規模も拡大してきている。その歩みを、事業推進室長の執行役員でもある藤野真人さんにお聞きした話を交えて報告する。

◆北海道産原料を活かして十年目の
 バイオベンチャー企業[(株)北海道バイオインダストリー]
 しゃりばり編集部

 今年5月下旬に発行された「中小企業白書」にも紹介された「北海道バイオインダストリー」について本社(札幌市)で大屋収氏(取締役営業部長)に、最近の同社のことを中心にお聞きした。

◆北海道の健康素材、薬草と温泉
 〜道立衛生研究所の研究者訪問記
 しゃりばり編集部

 「しゃりばり」ポトフ欄にある「北国生活、それぞれの科学」という連載は北海道立衛生研究所の研究者の方々にリレーエッセーの形でご協力いただいて4年目に突入している。本号特集の「健康産業に生かす北海道の自然資源」について直接、同研究所のお話をお聞きしたいと思い中野道晴氏(研究情報科長)に相談した結果、皆さんの厚意で取材が実現した。本稿はそのレポートである。

特別取材 今冬の灯油はどうなる?
      しゃりばり編集部


 北海道に住む私たちには重要な生活物資である「灯油」の小売り値が、急騰している。世界的な需要見込みに伴う投機的な動きも指摘されている。これから夏に向かう季節にもかかわらず、その後にやってくる冬将軍に備えるためにも関係資料にあたってみた。また、関係する行政からも対応策などを聞いてみた。そして、状況がより悪化する場合に備えて北海道ができることの提案を含めたレポートである。


写2006北海道vol.100
石井一弘(フォトジャーナリスト)
十勝岳・大正泥流から80年
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)
小山弘志先生と幽の会

ロシア縦横無尽23
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
春×南 キエフ、オデッサ
― 初めて見るウクライナ ―
 
<終>詳解!ロシアのアネクドート73
エドアード・ブラーソフ(HIT情報企画部研究員)
エリツィン その4

<終>和の経済22
三野耕治(酪農学園大学客員教授)
和の経済〜メタ経済学〜
 2004年9月号の「縄文文化」から説き起こしてきた「和の経済」の最終回。副題にもあるように「食と農から共生・循環する社会を再構築」するために、筆者が全国で現地で見聞し、そして参加してきた行動力と博識を裏付ける探究心が織り成した連載は、読むものを時に鼓舞し、北海道の基幹産業である農業を捉え直した。再現を待ちたい。
 
科学技術コミュニケーター虎の穴7
 科学技術の専門家と一般市民との橋渡しをできる人材を育てるために、昨年秋、北海道大学に開講した「科学技術コミュニケーター養成ユニット」(CoSTEP=コーステップ)。新年度に入り、その2年目の教育プログラムが始まった。
 会社員や公務員、学校の先生、大学院生など、今年もさまざまな職業・背景の受講生が集まっている。60人の受講生は、来年3月までの約1年間、教室での講義・演習、地域での実習活動などを通じて、科学技術コミュニケーターとしてのスキルを磨く。このコーナーでは、コーステップやその周辺の話題を、受講生と教育スタッフがリレーでお伝えしていく。
・第二期目がスタート
 三上直之(北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット
      ・特任助教授)
・「鳶飛魚躍」欄
 科学の基礎体力を高める「選択理科授業」
 伏見和弘(CoSTEP第二期生・公立中学校理科教諭)
 
若手しゃりばり人31
川ア 勉(「巨ア屋久右衛門」代表取締役)

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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く28
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
管理社会を是認する自由

北国生活、それぞれの科学43
池田徹也(北海道立衛生研究所微生物部腸管系ウイルス科)
黄色ブドウ球菌食による中毒

続・柏艪舎の香り風7
山本基子(柏艪舎デザイン部)
中身より外見?

北海道の地名アラカルト3
本多貢(北海道の地名の会)
雌♀と雄♂
 
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山夢春秋108
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
ならば、ポニーを
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
〜幕末から維新〜光り輝いていたマチ・箱館「HAKODADI」16
 
掲示板 
書評『北の命を抱きしめて 北海道女性医師のあゆみ』
(北海道女性医師史編纂刊行委員会/ドメス出版/2006年5月刊)
 
モノづくりの現場38
小林三歩(コラムニスト)
損害保険会社代理店
 
ぶらりしゃらり98
轡田隆史(エッセイスト)  
ナゾのほほえみの奥に
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。94
高橋 f(写真家)  
撮ってもいいの?

 

 
6月
(No.292)

 

 
石井一弘
(フォトジャーナリスト)
  
 
貝殻島周辺での漁を終え、コンブを満載した漁船がいっせいに港に向って急ぐ。納沙布岬一帯にはタンポポが咲き乱れ、のどかな景色を見せるが、貝殻島灯台まで僅か3.7キロ、その中間に見えない壁が厳然と存在する=2001年7月、根室市納沙布で。




特集 事業を始める人たち

 北海道から産出、収穫される素材を活かすためにそれぞれのポジションで奮闘している方々の事業を報告する。元気な女性、若い青年、そしてベテランがチームを組みながら北海道を売り込む姿は、北海道地域への愛情に基づく行動である。多いに刺激を受けたいものである。。

◆北海道のお魚屋さんを手伝うための起業
 〜細腕繁盛記を目指す
 山口真佐美(北のお魚.net代表)

 HIT主催の「ビジネスプランナー養成研修」の受講生だった筆者が、過去の体験をフルに生かしながら、これからのビジネス展開を図る現在進行形のレポートである。

◆岩見沢生まれの木工芸デザインを世界に売り出す
 しゃりばり編集部

 木材による立体造形作家(大塚哲郎氏・岩見沢市在住)の作品を目にした30歳の道産子(佐藤寛晃氏)がいる。アートによる教育事業をライフワークにしている青年とセカンドライフの自由時間を木工芸創作に注ぐ両者による「北海道産アート」事業の発芽段階を伝える。

◆半世紀の販路開拓から言えること
 (社)札幌物産協会事務局長・宮川清年氏に聞く

 札幌市役所の本庁舎15階にこじんまりと50年を超えて、地域から生み出されてきた地場産品の販路開拓に取り組んできた団体がある。その組織の最近の事業とその目的を宮川事務局長に聞いた。

◆東京・大阪・福岡、そして札幌
 〜全ての始まりは、北の大地への共感から
 小池美恵(「デジタルコンテンツ社」私設応援団)
 北海道に憧れ、札幌で暮らし始めて5年が経った小池美恵(みつえ)さん。「山形県鶴岡市」→「東京・銀座」→「トマム+美瑛+富良野」→「東京」→「大阪」→「福岡」→「札幌」という生活(仕事)体験をもつ方が、昨年秋に発売された「映像大陸北海道DVD☆500」シリーズ(泣fジタルコンテンツ社制作・販売)(以下、デジコン社)を「これぞ北海道の魅力を伝えるメディアだ」と一目で判断した。そして、営業支援に乗り出した。そこまで北海道に対して、そして「映像大陸北海道DVD☆500」シリーズに肩入れをする理由を尋ねてみた。


写2006北海道vol.99
石井一弘(フォトジャーナリスト)
今年40回目の出漁
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)
「愛国心」のいま

ロシア縦横無尽22
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
春×南 国境越えドライブ
―キエフを目指しウクライナへ―
 
詳解!ロシアのアネクドート72
エドアード・ブラーソフ(HIT情報企画部研究員)
エリツィン その3

和の経済21
三野耕治(酪農学園大学客員教授)
和の経済〜ネットワークと調和〜
 約30年間、行政に身をおいていた筆者が、果敢に現場に出向いて気付き、築いてきた「ヨコ」のつながりを活かしたコミュニケーションの場作り。それは、ネットワークの科学としても研究され始めた領域である。その実践に取り組んできた人だから見える世界を活写する。

科学技術コミュニケーター虎の穴6
 今回は、チョット趣向を変えての連載になる。第1期修了生の遠藤哲也氏が最初に登場。特任助教授の難波氏は、子どもが入学を迎えた春に、共働きで育児をすることの困難について思いを記した。それは、この社会のこれからを賢明に生きていくための先導的な生き方に通じる。
・「鳶飛魚躍」欄
 私と再生医療とスーパーマンと
 遠藤哲也(北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット
     ・
第一期選科生 北海道大学大学院理学院博士研究員)
・番外編 共に働き、共に育てる
 難波美帆(北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット
     ・特任助教授 サイエンスライター)
 
若手しゃりばり人30
斉藤純一(「笈齔L」取締役部長)
 
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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く27
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
ムハンマドの風刺画問題
  
感性の大地を耕す25
北村清彦(北海道大学大学院文学研究科教授)
公園の過去・現在・未来(1)

北国生活、それぞれの科学42
青柳直樹(北海道立衛生研究所
     健康科学部温泉保健科研究職員)
北海道遺産「モール温泉」

続・柏艪舎の香り風6
美藤健哉(柏艪舎編集部)
小檜山博全集刊行に向けて

北海道の地名アラカルト2
本多貢(北海道の地名の会)
十ドル駅
 
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情報BOX 
「しんか展」案内

山夢春秋107
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
創造小屋
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
〜幕末から維新〜光り輝いていたマチ・箱館「HAKODADI」15
 
掲示板 
書評『売られ続ける日本、買い漁るアメリカ』
  (本山美彦/ビジネス社/2006年3月刊)
 
モノづくりの現場37
小林三歩(コラムニスト)
ススキノ・ニューハーフパブ店員(年齢不詳)
 
ぶらりしゃらり97
轡田隆史(エッセイスト)  
吾輩は教科書である
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。93
高橋 f(写真家)  
そろそろやらなきゃな
 

   
5月
(No.291)

 

 
河野利明
(写真家)
  
大空のブルーが似合う
シバザクラ
 
先月3月31日、網走管内の東藻琴村と女満別町が合併して旧名にこだわらず北海道的らしい感じの「大空町」が誕生した。東藻琴のシバザクラにはぴったりの町名となった。広さ8ヘクタールの藻琴山の斜面を覆い尽くし、青空に映えるピンクの花畑は壮観だ。優しくさわやかな甘い香りが漂い、芳香と眩しいまでの色彩が人々を魅了する。これまで作り上げるのに植栽開始から31年の歴史を有したのも頷ける。




特集 環オホーツク国際環境シンポジウム
   〜豊かな漁業資源を有する
    オホーツク海をまもる国際連携のあり方


 本稿は2月末に開催されたシンポジウムの記録である。北海道の漁業資源をめぐる国際環境とそれに立ち向かう北海道の姿勢を問い直す熱のこもった3時間を読みとってもらいたい。

◆オホーツク海漁業の現況と今後の環境課題
 北村吉雄(網走漁業協同組合常務理事)

 オホーツク海を生産現場にして海に日々接している漁業者の立場から、この海の豊饒さ、その豊かさを維持するための努力、そして近年のサハリン石油・天然ガス開発による環境汚染の心配などを発表する。想を考えるシンポジウム」の基調講演を編集部で再構成したものである。

◆オホーツク海域の研究の現状と課題
 中塚 武(北海道大学低温科学研究所助教授
      アムールオホーツクプロジェクト担当)

 流氷の研究からとらえられてくる自然のメカニズムを科学研究者の立場から解明。私たちは俗論に惑わされない判断力を培うためにも正確な知識を身につけたいところである。そうした期待に応える研究成果を分かりやすく披露する。

◆ロシアにおける地域発展と環境保全
 杉本 侃(日本経団連日本ロシア経済委員会 参与)

 長年のキャリアを生かした提言は、相手国の動向を精度高くとらえるところから始まる。ロシア通であり、国際ビジネスを助言する立場から、これからのロシアとの関係構築に向けたヒントを提供する。

◆国際的地域間協力のあり方と中国人材育成プログラム
 三竹英一郎(国際協力銀行
       開発第2部第1班担当(中国・モンゴル))
 実際に中国で環境事業を手がけている経験と現地事情を関係付けながら、日本の採るべき策について具体的に語る。社会的にも話題にのぼることが多くなったODAだが、詳細なその取り組み内容から北海道の各大学の動きも見えてくる。

◆バルト海海洋環境保護に動いた沿岸諸国協力と「バルチック21」
 染井順一郎(北海道開発局 開発監理部
       開発調査課 開発企画官)

 オホーツク海の環境対策で先輩格になるバルト海の油田開発。そこで関係諸国がどのようにして環境保全に取り組んだのか、現地大使館に勤務していた当時の見聞も含めて国際的な環境対策のあり方を提言する。

◆パネルディスカッション抄録
 各話題提供者の発表を受けて、会場からの質問を受ける。全体司会は染井氏。オホーツク海が抱える課題は、まさに多国間の協力なしに解決しないことを痛感する質疑。


写2006北海道vol.98
河野利明(写真家)
北の大地を彩るガーデン
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)
天イマダ日本人ヲ見捨ズ

ロシア縦横無尽21
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
春×北 サンクトペテルブルグ
―モスクワから700km、ピョートルの都―
 
詳解!ロシアのアネクドート71
エドアード・ブラーソフ(HIT情報企画部研究員)
エリツィン その2

和の経済20
三野耕治(酪農学園大学客員教授)
和の経済〜近代化と和の精神〜
 札幌農学校の系譜をたどると日本の近代化に伴う光と影が見えてくる。この二つは時代環境によって立ち位置を代えながら歴史を進展させてきた。そこを貫く民族精神の象徴である「武士道」を内村鑑三―黒澤酉蔵という北海道に縁の深い人たちに見る。

科学技術コミュニケーター虎の穴5
難波美帆(北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット
     ・特任助教授 サイエンスライター)
・出前授業、サイエンス・ライティング、そして涙の修了式
 「科学の授業」という科学技術コミュニケーターのもっとも基本となる場面を小学校の授業に求めた。その奮闘ぶりの報告。養成ユニットの第一期は修了したが、次のプログラム、次の受講生に期待が高まっている。
・「鳶飛魚躍」欄
小山繁樹(CoSTEP第一期修了生科学技術コミュニケーター)
情報漏洩を防止するために
 
若手しゃりばり人29
山口真佐美(「北のお魚.net」代表)
 
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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く26
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
万能感としての自由
  
北国生活、それぞれの科学41
工藤伸一(北海道立衛生研究所生物科学部長)
エピジェネティクスとレット症候群
 
続・柏艪舎の香り風5
青山万里子(柏艪舎編集・デザイン部)
はじめての大舞台

<新>北海道の地名アラカルト1
本多貢(北海道の地名の会)
どうしてトコロになるの?
 
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山夢春秋106
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
お願い梟尊(きょうそん)
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
〜幕末から維新〜光り輝いていたマチ・箱館「HAKODADI」14
 
掲示板 
書評『ユージン・スミス 楽園へのあゆみ』
  (土方正志著/偕成社)
 
モノづくりの現場36
小林三歩(コラムニスト)
オキナワ・乗馬セラピー普及員
 
ぶらりしゃらり96
轡田隆史(エッセイスト)  
たかが野球されどヤキュー
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。92
高橋 f(写真家)  
春に想う
  

   
4月
(No.290)

 

 
河野利明
(写真家)
  
子育てのアオサギ
 
地上8m以上の広葉樹につくられたアオサギ団地の一こま。鋭い目付でカラスやトビから雛を守り、あたりを警戒する姿から力強い親の愛を感じる。雛は約60日で巣立ちする。日本最大のサギで全長90pセンチ。体重1.3sほどあり、本州以南では留鳥として生息している。北海道には夏鳥として2〜3月頃飛来し集団で雛を育て、秋には本州に戻る。道内の限られた飛来地の中、ペットで飼っていたアライグマが逃げて繁殖し、卵や雛を襲われて長年続いた営巣地を放棄した所もある。鋭い眼光は身勝手な人間に向けられているのかもしれない。(幕別町)




特集 定年帰農村とグリーンライフ

 「定年帰農」という言葉が日本で流行りだしてから10年近くの時間が経過した。その間に世界では、それに先行するように農村生活、田園生活への大きな流れが起きていた。本号では、その先駆的な研究、実践を積んできた第一人者の方々を招いて開催されたシンポジウムの様子を報告する。

◆団塊世代とジュニアの田園回帰志向
 ――アメニティムーバーのライフスタイル起業を考える
 佐藤 誠(熊本大学教授)

 本稿は、2006年1月26日に倶知安町で開催された「ふるさと回帰村構想を考えるシンポジウム」の基調講演を編集部で再構成したものである。

◆田舎暮らし希望者を受け入れるためには
 岩見太市
 (特定非営利活動法人(NPO法人)シーズネット代表)

 高齢者の立場から変化する地域社会に対して自助努力をしようとするNPO法人を設立した岩見代表ならではの考察。福祉の自立と豊かな老後を結ぶ回廊は、私たちの“心”“物”の準備次第である。

◆ふるさと回帰村構想について
 佐々木寅雄(農家民宿「寅さんの家」オーナー)

 いち早く農村の価値を見つけ、その価値を高めるために始めた「寅さんの家」という農家民宿。そこから見えてきた社会の動きとそれにかかわる人たちの姿を語る。

◆パネルディスカッション抄録
 本稿は「ふるさと回帰村構想(後志での定年帰農村)を考えるシンポジウム」のパネルディスカッションでの発言要旨である。会場からもそれぞれの立場での発言も活発であったことが印象に残る。

特別寄稿

もう一度、北海道のチャンスについて
松井正憲(日本経済新聞社編集局次長兼国際部長
     ・前札幌支社編集部長)

 
 北海道の現状と2030年という地点を見定めて北海道の将来を見通すと、北海道の取り組むべきことがはっきりする。世界の動向とも連動させて観察する視点は、北海道が日本の一地域であること以上に少子高齢化社会のモデルを示す役目を担っていることが分かる。そして、そこに北海道の地域特性を活かした活路が開けてくる。


写2006北海道vol.97
河野 誠(フォトジャーナリスト)
チェリーと7匹の子犬
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)
出直せ! 憲法問題

ロシア縦横無尽20
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
冬×東南東 ボルジノ―プーシキンが愛したロシアの田舎―
 
詳解!ロシアのアネクドート70
エドアード・ブラーソフ(HIT情報企画部研究員)
エリツィン その1

和の経済19
三野耕治(酪農学園大学客員教授)
和の経済〜グローバル化と和の精神〜
 花見の季節が近づく時期は、農作業の始まりでもある。日本に伝わる農村社会の文化から読み解く私たちの日常生活。その基層にあるものを新渡戸稲造、南方熊楠、中西輝政などを通して探る。

科学技術コミュニケーター虎の穴4
難波美帆(北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット
     ・特任助教授 サイエンスライター)
ウェブを使った効果的なPRとは
 「PR」を本来の姿でとらえるための実習として始めた「ウェブ」による科学技術コミュニケーション。その草創期とでもいえそうな時期の舞台裏には熱気が渦巻いている。受講生の視点も今日の時代性を物語る。
・「鳶飛魚躍」欄
 森岡和子(受講生)
 科学技術コミュニケーターからみたBSE問題
 
若手しゃりばり人28
藤井理郷(「開」札幌店店長)
 
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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く25
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
ライブドア事件を読む

感性の大地を耕す24
北村清彦(北海道大学大学院文学研究科教授)
指定管理者制度の功罪
  
北国生活、それぞれの科学40
八木欣平(北海道立衛生研究所感染病理科長)
海からの贈り物〜魚と共存する生き物たち〜
 
続・柏艪舎の香り風4
可知佳恵(柏艪舎編集・広報部)
神の息づく国――インド2
 
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山夢春秋105
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
笑顔
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
〜幕末から維新〜光り輝いていたマチ・箱館「HAKODADI」13
 
掲示板 
書評『アイヌ語地名ファンブックー』
  (本多貢/彩流社/2005年11月刊)
 
モノづくりの現場35
小林三歩(コラムニスト)
居酒屋店主・「皮料理」創作中
 
ぶらりしゃらり95
轡田隆史(エッセイスト)  
わが大地の「霊木化現」
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。91
高橋 f(写真家)  
ミジンコの囁き
  

   
3月
(No.289)

 

 
石井一弘
(フォトジャーナリスト)

  
厳寒の深夜、除雪車や雪を運ぶトラックが忙しく動き回る。国道5号の大きな雪の山が次々とくずさて排雪されていく。だが、まだ1月。異常に雪の多い今年、春まであと何回この光景が必要なのか、心配だ。(1月23日、札幌市手稲区稲穂で)




緊急提言

北海道大学公共政策大学院:石井吉春教授が語る
北海道民が取り組む「道州制」の意味
 
 道州制を北海道活性化への起爆剤にするためには、国家財政の現実直視による大胆な提言とそれを遂行する強いリーダーシップが不可欠と言い切る石井教授にその背景を語っていただいた。

特集 農業ビジネスの行動者たち〜30代から80代まで

 北海道の基幹産業として位置づけられる農業を足腰の強い産業にするために「技術」の提供をビジネスにする若手や、道内の未利用資源である麻の価値への着目、そして生産者を含め市民による「食と農の応援団活動」の様子、さらに北海道産野草やオガクズを活用するアイデアの実践者が登場する。

◆北海道で農業技術を”売る”事業を始めて
 〜3年目にして思うこと
 鈴木善人((株)リープス代表)

 北海道の農業を多様化する消費者の意識に即応できる産業にするために起業した鈴木さんの今までの経験とその足跡を文字にしてもらった。30代というこれからの世代が取り組む北海道農業への貢献ぶりは、篤農家の経験則に基づく知恵にも配慮した科学的な見地からのアプローチである。

◆和の伝統〜未利用資源としての麻〜
 三野耕治(酪農学園大学客員教授)

 縄文の時代からわが国で利用されていた「麻」も、戦後は「大麻取締法」によって遠い存在のものになってしまった。それを現代に蘇らせ、地域活性化に役立てようと挑戦しはじめた地域、人がいる。その先駆的な取り組みを「和の経済」連載中の三野氏が活写する。

・麻模様の美しさと小さな産業史
 しゃりばり編集部


◆食や農をテーマに、まちづくり
 米一彰夫(食農わくわくねっとわーく北海道 会員)

 私たちが生活をする上でもっとも基本になる「いのち」を支える「食」と「農」。北海道の得意産業である「食」にもっと価値を見出そうとするネットワークが、4年前に誕生した。その活動の一部を会員でもある筆者が報告する。

◆農業応援の一心で奮闘する82歳
 しゃりばり編集部

 「実績+研究心+実行力」を82歳になった今も実践する栗山町に住む水野友一さん。北海道産の「コメヌカ」「オガクズ」を基本にした生ゴミ処理と堆肥作り、その分解過程で出てくる熱の利用、そして自らの健康に役立てる「足湯の素」の研究と道産子の意気高し。


写2006北海道vol.96
石井一弘(フォトジャーナリスト)
豪雪と奮戦する人たち
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)
英語の本を書いた日本人

ロシア縦横無尽19
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
冬 モスクワ―建築家シェフテリの世界―
 
詳解!ロシアのアネクドート69
エドアード・ブラーソフ(HIT情報企画部研究員)
魚釣り その6

科学技術コミュニケーター虎の穴3
難波美帆(北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット
     ・特任助教授 サイエンスライター)
ラジオ番組『かがく探検隊コーステップ』
 ラジオ番組も手がける「コーステップ」のスタッフの活躍と、それに参加する小学生たち、そして学内の協力者たち。新しい試みは、大いなる熱意がより多くの人たちを引き込んでいる様子を伝える。
・「鳶飛魚躍」欄
岩山 忍(受講生)
CoSTEPで得たこと学んだこと
 
ずばり、茶廊法邑。12<終>
常識に勝る良識
 
若手しゃりばり人27
横井朋幸((有)キューベット 代表取締役)
 
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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く24
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
世の中選択肢が多すぎる
 
北国生活、それぞれの科学39
市原 侃(北海道立衛生研究所健康科学部長)
新生児スクリーニングについて
 
続・柏艪舎の香り風3
可知佳恵(柏艪舎編集・広報部)
神の息づく国――インド@
 
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山夢春秋104
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
たまらん タマラン
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
〜幕末から維新〜光り輝いていたマチ・箱館「HAKODADI」12
 
掲示板 
書評『さっぽろ喫茶店グラフィティー』
   (和田由美/亜璃西社/2006年1月刊)
 
モノづくりの現場34
小林三歩(コラムニスト)
百貨店・雑貨売場主任(ブラシ担当)
 
ぶらりしゃらり94
轡田隆史(エッセイスト)  
気品ある早春の朝に想う
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。90
高橋 f(写真家)  
汝は強き者
  

   
2月
(No.288)

 

 
河野利明
(写真家)

雪原の太陽
  
美瑛の丘にすっくと立つ一本の木、まだまだ巨木とは言えないが存在感のあるちょっと気になる畑の樹。太陽の冠をかぶり影を広げる様は、百年後の姿を夢見ているのか。厳寒期の撮影で、生まれたての太陽を浴びるとしばれた指の痛みも和らぎ、光は確実に春へ向かっているのを感じる。太陽の恵に感謝して、今年も北海道と美瑛町の豊作を願い、またこの太陽と木と語り合いたいものだ。




緊急提言

道州制議論は、2006年も続く
〜「しゃりばり」過去関連記事付 しゃりばり編集部
 

特集 食は北海道にあり〜人気店を作る

◆「食」起業家への「ことづて」
 長谷川豊(酪農学園大学教職センター教授
      農業生産法人泣Gイチアンドケイ代表)

 骨の髄から農業を大切にしてきた長谷川豊先生が、農業と起業の先輩として、北海道を舞台に「食」関係のビジネスを考えている方たちへヒントを語った。本稿は、3年目に入った「ビジネスプランナー養成研修会」5期生が参加した講義記録(当会主催・2005年12月7日)に加筆したものである。

◆(有)SPICEGO GO 代表取締役 井手剛 氏に聞く
 「スープカレー北海道発信」の術
 味作り・店作り・人作り

 「スープカレー」を北海道から全国に広めている旗手の一人、井手氏に「思い」「戦略」を語ってもらった。現在の井手社長は、「日本らっきょ軍団」を名乗って「札幌らっきょ」(札幌市西区)、「らっきょブラザーズ」(札幌市北区)、「らっきょ大サーカス」(札幌市白石区)、「スープカレーHINOTAMA」(岡山市駅元町)、「スパイスパワー横浜らっきょ(姉妹店)」(横浜市中区)と事業を手堅く拡大中である。この「スープカレー」をここまで広めてきたその原動力を根掘り葉掘り聞いた。

◆新店も好調、ラーメンの「白樺山荘」
 菅沼省五(「白樺山荘」店主)

 一昨年(2004年)に札幌駅隣接のビルにある「札幌ら〜めん共和国」というラーメン店8軒が集合したフロアが誕生した。そして、最初の出店者が昨年(2005年)卒業をして入れ替わるように第2期生として出店した一つに札幌が出生地の「脱サラ・ラーメン」店の「白樺山荘」(本店・札幌市豊平区)がある。開店以来、お客様の支持を集めて連日行列ができている。その状況を店主に語ってもらった。


写2006北海道vol.95 
阿部重宣(フォトジャーナリスト)
励まして励まされて〜「がんばれ難病患者日本一周激励マラソン」
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)
国会図書館の在り方はこれでよいのか
 
ロシア縦横無尽18
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
冬×東北東 ホールイ―ロシアの工芸の里―
 
詳解!ロシアのアネクドート68
エドアード・ブラーソフ(HIT情報企画部研究員)
魚釣り その5
 
和の経済18
三野耕治(酪農学園大学客員教授)
科学と技術 常磁性〜低エネルギーの利用〜
 筆者が現場に出向き、筆者の目で確かめた先進的な農業者たちの姿を活写する。しかも、その先進性は、古代に溯るような知恵を活かしたものだ。キャラハン博士という類稀な研究者が仕事をしたアイルランドと日本。共に火山国だが、土壌に着目する科学的根拠を紹介する考察は、統合農業技術への招待状でもある。

科学技術コミュニケーター虎の穴2
難波美帆(北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット
     ・特任助教授 サイエンスライター)
サイエンス・カフェ札幌
 参加型イベントもやってみて初めて分かる諸事情の数々。対話スタイルを求める姿勢は、番外編でも愉しく活かされた様子。今号から受講生も「鳶飛魚躍」欄として登場する。
・「鳶飛魚躍」欄
桜井香織(受講生)
私と科学技術コミュニケーション
 
ずばり、茶廊法邑。11
奈良裕之さんの民族楽器即興演奏
 
若手しゃりばり人26
檜山雅一(農業・当別町)
 
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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く23
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
環境自由主義:大規模林道は必要か

感性の大地を耕す23
北村清彦(北海道大学大学院文学研究科教授)
Mくんのこと(2)
 
北国生活、それぞれの科学38
林 隆章(北海道立衛生研究所食品薬品部薬品保健科長)
食物アレルギーについて
 
続・柏艪舎の香り風2
中島哲也(柏艪舎編集スタッフ)
柏艪舎、世界へはばたく!
 
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山夢春秋103
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
双葉山荘

情報BOX
第1回茶廊法邑ギャラリー「夢ある小学生の絵画展」

掲示板
・北海道で生活する快適さ
 =カラッと爽やかというアドヴァンテージ 大野 洋
・教師も自ら世界に飛び出すような学校にしたい
 渡辺知樹(札幌市立幌南小学校長)
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
〜幕末から維新〜光り輝いていたマチ・箱館「HAKODADI」11
 
掲示板 
書評『外交官の仕事』(河東哲夫/草思社/2005年11月刊)
 
モノづくりの現場33
小林三歩(コラムニスト)
某社企画マン(マンガ喫茶通い歴2年)
 
ぶらりしゃらり93
轡田隆史(エッセイスト)  
ケインズ劣等意識と晩学
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。89
高橋 f(写真家)  
デジタルな時代
  

 
1月
(No.287)

 

 
河野利明
(写真家)

花咲岬の豪快な波しぶき
  
一見おだやかな海に時折、大きなうねりが岬の突端に押し寄せる。ドーンというけたたましい音と共に地響きが伝わり、力強い飛沫が空高く駆け上がり見事な舞を演じる。平成18年の幕開けは、この波のように元気で、明るく、逞しく胸を張って過ごしたいものです。(根室市)




特集 三位一体改革と北海道

第一特集 三位一体改革に立ち向かう北海道に
 
◆北海道大学大学院経済学研究科・経済学部
 内田和男教授に聞く
 北海道のこれからと三位一体改革
 地域経済の全体を見通した上での三位一体改革の行方とこれからの北海道についてのお話を伺うために北海道大学の内田和男教授を訪ねた。二度にわたる経済学研究科長職から開放され、本来の研究者生活に戻られての提言は、地域への愛情に裏付けられたもので、以前に増して冴える。では、その内容を。。
 
◆北海道大学公共政策大学院院長・宮脇淳教授に聞く
 加速する三位一体改革と北海道

 大学の研究室にお伺いしたこの日は、朝日新聞(道内版・11月28日付)に「開発局、存廃岐路に」という大きな見出しが躍っていた。記事は、11月24日に霞ヶ関で開催された「国土審議会北海道開発分科会」の内容を伝えるものであったが、これを話の糸口にしてのインタビューとなった。
 
◆上川地区農業協同組合長会 会長 奥野岩雄氏に聞く
 北海道の地域経済を牽引してきた農業が、実は崖っぷちにきているという危機感をお持ちの奥野氏にご自身の地元のことを含め、これからの北海道農業について語っていただいた。12月2日のことである。。
 
◆北海道の「林」「水」の企業寸描  編集部
 北海道において長い間、主力産業として評価されてきた「農業」「林業」「水産業」の今はどうなっているのか。農業については、「JAふらの」組合長のお話を聞いた。林業、水産業については、関係者のお話をもとに公開されている企業情報をピックアップしてみた。。

第二特集 「北海道」と「HIT」と「しゃりばり」へ

 「北海道」を地盤とするシンクタンク「HIT」は、創設して30年が経った。そのHITが発行する月刊の機関誌「しゃりばり」。それら3つの要素に対して関心を寄せてくださる道内外の方々から期待と苦言をいただいた。これらの寄稿に触発され、今後の北海道を巡る議論が建設的になることを願っての特集。
 寄稿は、2つのパターンでお願いをした。一つは2000字前後で「北海道に対する思い」、もう一つはアンケート形式で「(社)HITの活動に期待していること」「豊かな北海道にするためには、これから何をすればいいか」「『しゃりばり』の内容で期待したい特集、内容(筆者)」という項目を設定した。
 
◆北海道に対する思い

・北海道の潜在力を引き出す方策は手本がある
 (アイルランド・ニュージーランド)
 高井哲彦(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
 
・地域格差を解消するためのインターネット活用
 小山繁樹(北海道大学
      科学技術コミュニケーター養成ユニット第一期生)
 
・主観的視点を持ちつつ、客観的にみる
 〜十勝でてんぷら油のリサイクル
 高橋可奈(早稲田大学理工学部建築学科5年)
 
・北海道はフィンランドに学べるか?
 坂野上淳(北海道大学
      科学技術コミュニケーター養成ユニット第一期生)
 
・下請け根性からの脱却
 宮下友則(北海道大学
      科学技術コミュニケーター養成ユニット第一期生)
 
・試そうよ、広い大地を、人々を
 近井健治(北海道テレビ放送 プロデューサー)

 
◆アンケート(35人)
 


写2006北海道vol.94 
五島健太郎(写真家・日本写真家協会(JPS)会員)
時空漫歩・五島健太郎
 
ブラキストン線  
粕谷一希(評論家)
虚栄の市  
 
ロシア縦横無尽17 
池田正弘(社団法人ロシア東欧貿易会・モスクワ事務所長)
初冬×南 タガンローク―チェーホフの足跡を訪ねて―
 
詳解!ロシアのアネクドート67
エドアード・ブラーソフ(HIT情報企画部研究員)
魚釣り その4
 
和の経済17
三野耕治(酪農学園大学客員教授)
科学と技術 土〜根と微生物〜
 近代農業にある影の部分を解決するために微生物の働きに着目する。それは地力の回復を意味するが、そのメカニズムを最新の研究成果を踏まえて概観する。有用微生物の機能を発現させることの難しさが、研究の立ちおくれにもなっているが、根圏環境の究明が急速に進んでいる。その先に「ヒトと植物の共生」という時代が視野に入ってきている。

科学技術コミュニケーター虎の穴1
難波美帆(北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット
     ・特任助教授 サイエンスライター)
人智はハイテクを超える
 ハイテクを支えるローテク。「サイエンス・カフェ」という洒落た催事の船出の舞台裏を当事者が鮮やかに描く。新連載の始まり、はじまり。
 
ずばり、茶廊法邑。10
極上の空間が誕生:川口霽亭先生の個展
 
若手しゃりばり人25
飛田未来子(柏艪舎 編集部)
 
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Pot au feu<Charivari monthly Culture>
 
「自由」で「不自由」な社会を読み解く22 
橋本努(北海道大学大学院経済学研究科助教授)
民を食う社会保険庁の病
 
北国生活、それぞれの科学37
神 和夫(北海道立衛生研究所企画総務部企画情報室長)
浮遊(飛散)アスベスト
 
続・柏艪舎の香り風1
鈴木亜繪美(フリーライター)
『火群のゆくへ』のゆくへ
 
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山夢春秋102 
川越昭夫(北海道アルパインサービス代表取締役)
黄金を掃く

情報BOX
塚田敏信 高校図書館という地域財産を活かす
 図書館という古くて新しい社会の装置を活かすのは「人」である、ということを高等学校の現場から報告する。専任担当がいない状況で、他の業務をこなしながら兼任で実践中の図書館活性化プログラムの紹介である。
 
掲示板  
近井健治(北海道テレビ放送(株)・プロデューサー)
〜幕末から維新〜光り輝いていたマチ・箱館「HAKODADI」11
 
掲示板 
書評『捕虜たちの日露戦争』
   (吹浦忠正著/NHKブックスNo.1040/2005年9月刊)
書評『北辺の語部』
   (菅谷誠・野口隆史編・著/北海時報社/2005年10月刊)
 
モノづくりの現場32
小林三歩(コラムニスト)
老舗テーラー(の息子)
 
ぶらりしゃらり92
轡田隆史(エッセイスト)  
新年は「ホメ上手」で
 
一瞬がすべて すべてが一瞬。88 
高橋 f(写真家)  
最後の欲
   



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