お知らせ

2023.07.11

3年間の活動について事後評価報告書をとりまとめました

「民間公益活動を促進するための休眠預金などに係る資金の活用に関する法律」が施行されて初めて事業が開始された2019年度に、当会(HIT)は、同法に基づく「資金分配団体」として採択されました。それから各種準備を行い、2020年度より3年間にわたり「北海道未来社会創造事業」と題し、休眠預金活用事業として道内10の実行団体に対しての資金的・非資金的支援を推進して参りました。

2023年3月に事業が終了するにあたり、事業開始当初から策定していた「評価計画」に基づいた評価を実施し、2023年3月に「事後評価報告書」をとりまとめましたので、下記にて公開致します。

本報告書は、2020年度から約3年間の北海道での休眠預金事業の取組が、どのように行われ、どのような成果と課題があったのか、それらを踏まえた知見・提案について、資金分配団体の立場から事後評価をしながらとりまとめたものです。10の実行団体のそれぞれの詳しい取組や成果については、それぞれの実行団体の事後評価報告書にも掲載されていますので、そちらも併せて掲載します。

休眠預金を活用した本事業としては2023年3月をもって終了しましたが、今回支援した実行団体が、今後も持続的に活動し、さらに広がりをみせて北海道を牽引していくことが期待されます。当会としても今後とも関わりをもっていきたいと考えています。

本事業での取組が契機となり、本事業で掲げた中長期アウトカム「北海道において、子ども・若者、生活困窮者などが多様な活動に参加し、携わり、自分の「居場所と役割がある」と感じることができる社会の実現」に向けて前進していくことを祈念します。

資金分配団体事後評価報告書
『北海道未来社会システム創造事業 事後評価報告書』 2023(令和5)年3月

実行団体の事業の一覧と「事後評価報告書」

団体名団体所在地申請事業の名称事後評価報告書
特定非営利活動法人 ezorock札幌市持続的な北海道に向けた関係人口を活用した次世代育成事業
(活動2年経過後時点(2022年)での活動内容)
特定非営利活動法人地域生活支援ネットワークサロン釧路市若者たちの自立プロセスを地域の社会資源として活用するための仕組みづくりのモデル事業(若者自立プロセス資源化モデル事業)
(活動2年経過後時点(2022年)での活動内容)
公益財団法人さっぽろ青少年女性活動協会札幌市起業支援による女性の居場所・つながり創出事業
(活動2年経過後時点(2022年)での活動内容)
株式会社ヒトココチ函館市学校の長期休みを中心にした函館圏のセンターと学童保育所の開設
(活動2年経過後時点(2022年)での活動内容)
NPO 法人北海道レインボー・リソースセンターL-Port札幌市SNSによるセクシャル・マイノリティ専門相談「にじいろTalk-Talk」
(活動2年経過後時点(2022年)での活動内容)
一般社団法人ちくだいKIP帯広市多様な「ひとのつながり」でレジリエントな子どもを育成する次世代型ヘルスケア体操コミュニティの構築
(活動2年経過後時点(2022年)での活動内容)
特定非営利活動法人
かしわのもり
鹿追町ここから実験室
(活動2年経過後時点(2022年)での活動内容)
一般社団法人
国際交流団体ブロック
七飯町青少年育成グローバル事業
(活動2年経過後時点(2022年)での活動内容)
特定非営利活動法人
旭川NPOサポートセンター
旭川市空き家整理の担い手に!生活困窮者の自立支援事業
(活動2年経過後時点(2022年)での活動内容)
特定非営利活動法人飛んでけ車いすの会札幌市「車いすの学校」を活用した”三方よし!”の社会的弱者支援
(活動2年経過後時点(2022年)での活動内容)